シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者・hirohiroさん(北海道・30代男性)

その日、9歳のhirohiroさんはレジの前で立ち尽くしていた。

おつかいで買おうとしていた商品があったのに、手持ちのお金では足りないのだ。

hirohiroさんはどうしようかと困ってしまい......。

<hirohiroさんの体験談>

今から30年くらい前、当時9歳の私は母親からザルを買ってくるように頼まれ、恵那市のホームセンターに来ていました。

店内で数種類あるものから選びレジへ行くと、母親から渡されたお金では十数円足りなくて......。

レジのおばさんが見かねて...

おつかいが達成できず、いったん帰るにも自宅は遠く......恐らく私は困った顔をしていたのだと思います。

その様子を察してくれたレジのおばさんが、自分のポケットから財布を出し

「これで足りたね!」

と、不足分を補填してくれたのです。

金額こそ大きくはないけれど、こんな対応ができる大人は、この日本にどれくらいいるのだろうか、と思います。

今は大人となった私も、同じような子を見かけたら同じ対応をしてあげれたらなと思います。

もうそのレジのおばさんと会うことはできませんが、今でも感謝しています!


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)