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ソニー・ピクチャーズのは、プロデューサーにとってもなかなか厳し思い出となっていたようだ。未来予知能力を持つ新ヒーローの誕生を描いた『マダム・ウェブ』は2024年に公開され、1億ドルほどとされる製作費に対し、全世界累計興収も1億ドルと、製作費をギリギリ回収するのがやっとだった。

ネット上では一部でミーム化してしまうほどのさまざまな話題を集めた『マダム・ウェブ』だが、アメリカではで配信されると話題を呼び、ランキングで首位を獲得するほどに。劇場では今ひとつだったが、配信で評判になるという、現代的なムーブを見せていた。

実は『マダム・ウェブ』のプロデューサーを手掛けたのは、『トランスフォーマー』や『MEG ザ・モンスター』シリーズなどの大作で知られるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラで、本作で初めてマーベル作品を担当した。「サンディエゴ・コミコン2024」に登場したボナヴェンチュラは米に『マダム・ウェブ』の興行不振についてズバリ尋ねられ、Netflixでは好評を博したのだから今後の再登場はあるかと聞かれた。するとボナヴェンチュラは、「わかりません。あれは辛い出来事でした」と、同作の苦い経験を振り返っている。

映画プロデューサーとして、同作の不評はどのようなものだったかという問いには「頭を斧でやられた感じ」と表現。大ベテランであるボナヴェンチュラにとっても、同作はクラクラするような経験だったのだろう。

「長い話になるが、喜んで話しましょう。ストリーミングの問題点は、成功と失敗を見極める方法がわからないということです。初週末がうまくいかなかった時は、頭を叩かれるような気になります。そういう失敗の残酷さが、次の映画へ集中させてくれるものです。」

『マダム・ウェブ』がうまくいかなかったことを、包み隠さずに認めたボナヴェンチュラ。さらに「あの経験は二度と御免ですね。厳しい経験でした」とトラウマになったと続け、「今抱えている映画について、どうアプローチすればいいのか、大いに考えさせられましたね」と、大きな教訓を得たことを語ったのだった。

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