優勝を喜ぶスペイン陣営の横で呆然と立ち尽くすケイン(9番)。(C)Getty Images

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 現地時間7月14日に開催されたEURO2024の決勝で、イングランド代表はスペイン代表とベルリンで対戦。一度は追いつくも1−2で敗れ、3年前の前回大会に続いて、再びあと一歩で初優勝を逃した。

 得点王をはじめ、個人では数々の賞を手にしながら、チームタイトルとは無縁のハリー・ケインバイエルン・ミュンヘン)はまたしても、無冠脱却ならず。

 英公共放送『BBC』によれば、試合後のインタビューで「今の気持ちを言葉にするのは難しい。タフな試合だった。試合を振り出しに戻したのは良かったが、それをさらに発展させられなかった。終盤の失点は本当に辛い」などと語っていたなか、翌15日にSNSで改めて想いを発信。目を赤くし、呆然と立ち尽くす自身の写真を添え、次のように綴った。

「僕らが懸命に取り組んできたことを成し遂げられず、心を痛めている。長いタフな大会だった。ファイナルまで勝ち進んだ選手たちやスタッフを誇りに思うよ。最終的に目標には届かなかったので、それは受け入れなければならない」
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 一部では、このまま代表を退くのではと勘繰る声もあるが、今月28日に31歳になるキャプテンは引退説を否定。リベンジに向け、力強く決意を示した。

「いつものように自分たち自身を奮い立たせ、埃を払って、イングランドのシャツで再び戦う準備をする。僕らを信じて最後の最後まで応援してくれたファンのみんな、ありがとう!」

 不屈のケインを擁するイングランドは、2年後の北中米ワールドカップでも決勝に進み、三度目の正直を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部