ヒュー・グラント、老舗映画館が潰れてガッカリ ─ 「これからはストリーミングのコンテンツを見よう、スマホいじりながら」と皮肉たっぷり

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近年、日本国内の老舗劇場が相次いで閉館・休館を発表し、各地の映画ファンが悲しい想いを募らせているが、海外も映画館をめぐる状況には近しいものがあるようだ。

『ラブ・アクチュアリー』(2003)(2023)などで知られるベテラン俳優、もそのひとり。イギリス・ロンドンの映画館「フルハム・ロード・ピクチャーハウス」の閉館を受けて、アカウントにて思いの丈を綴っている。

「フルハム・ロード・シネマが94年の歴史に幕を閉じます。とてつもなく耐えがたい。みんな家で腰掛けて、“ストリーミング”で、“コンテンツ”を見ましょう。スクロールしながら。みじめな顔の絵文字」

「“ストリーミング”で、”コンテンツ”を見ましょう」と強調し、「(スマホを)スクロールしながら」と付け加え、わざわざ本物の絵文字ではなく「みじめな顔の絵文字」と表現するあたりは、まさにヒューらしい皮肉やブラックユーモア。イギリスの大手映画館チェーン・シネワールドは、この劇場を2024年7月11日に閉館することを6月にアナウンスしていた。近隣に住んでいるヒューは、しばしば劇場周辺でパパラッチに目撃されてもいたのだ。

この投稿に対し、『ノッティングヒルの恋人』(1999)でヒューと共演したジェームズ・ドレイファスは「いやだー!10代の半分をそこで過ごしたのに!」と返信。作家のジェームズ・レイトンが、「胸がつぶれそうです。何か救済策はないものでしょうか。タランティーノがLAのニュー・ビバリー・シネマでやってたみたいに」と提案すると、ヒューも「素晴らしい考えだ」と引用リプライをいる。

ちなみに余談だが、イギリスの老舗劇場といえば、ヒューの盟友であり、コリン・ファースは、海辺の町で地元民から愛される映画館を舞台にした『エンパイア・オブ・ライト』(2022)で劇場支配人役を演じていた。老舗劇場に愛着を持つヒューは、『エンパイア・オブ・ライト』を鑑賞したのだろうか?

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