熊など野生動物をAIカメラがみつけて音や光で威嚇 関係者に通知「AI威嚇警報機」の開発と共同研究 会津大学と日本遮蔽技研

写真拡大 (全4枚)

日本遮蔽技研は会津大学と「AI威嚇警報機」の共同研究契約を2024年7月1日に締結したことを明らかにした。

会津大学の齋藤寛教授のグループが取り組んでいる技術をコアとし、今後エッジAIの活用でより高度な保安サービスを目指すとしている。

●AI保安サービスを展開

日本遮蔽技研は、コードレス機器によるAI保守サービスとして、無人警戒システムの『VIGILA -ヴィジラ-』、害獣出没早期警報システムの『あいわなクラウド』を展開している。



●エッジAIの活動で周知の時間を短縮

会津大学の齋藤寛教授は、野生動物による事故や被害を抑制することを目的に「野生動物警報システム」を研究している。



威嚇警報機に取り付けられたトレイルカメラで撮影された映像をエッジAIで認識、熊などと認識された場合は音や光を発報する。また、動物が検出された情報はサーバを通じてメール登録者に連絡がされる仕組みとなっている。

動物が検出されて音や光が発報されるまで最速で4秒、検出から周知まで最速で1分前後であるため、事故などの抑制や素早い対策に貢献することができるとしている。