加藤史帆（日向坂46）＆森カンナ、初共演ながらも「すぐに本性がバレてしまいました（笑）」
加藤史帆さん（日向坂46）と森カンナさんがW主演を務める連続ドラマ『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』が、7月4日よりMBSドラマ特区枠で順次放送がスタートします。
本作は、Sal Jiangによる人気漫画が原作で、絶対に諦めない後輩×絶対に落とされない先輩の究極のすれちがいオフィス・ガールズラブコメディ。本作で連続ドラマ初主演となる加藤さんが演じるのは、持ち前の負けん気で一途に弘子先輩を追いかけ続ける後輩・彩香ちゃん。森さんが演じるのは仕事ができるキャリアウーマンでありながら、過去のトラウマから“女好き”であることを隠している先輩・弘子先輩。そんな正反対の2人がどのような恋模様を見せてくれるのでしょうか。
今回は主演の加藤さんと森さんにインタビューを行い、お互いの印象とそれぞれの役柄、キュンとしたポイントなどを語っていただきました。
SPECIAL INTERVIEW
お互いの印象は？「出会った瞬間からギャップにやられました」
--本作は人気GLコミックスが原作のドラマとなっていますが、台本を読んだ時の印象はいかがでしたか？
加藤史帆（以下、加藤）「最初はガールズラブと聞いて少しドキドキしたんですけど、初めて台本を読ませていただいた時に思ったよりもコメディ色が強くて、すごく面白い作品だなと思いました。もちろんドキドキするシーンもたくさんあるんですけど、フフッと笑ってしまうようなシーンもたくさんあるので、どんな撮影になるんだろうと楽しみでした」
森カンナ（以下、森）「彩香ちゃんはとにかく可愛くて、弘子先輩はとてもかっこいい女性像で、そのバランスがとても面白いなと思いました。私が弘子先輩を演じると聞いて自分にかっこいい女性を演じられるのか心配になったんですけど、すごく面白い作品なので撮影するのがとても楽しみでしたね」
--今回は加藤さんと森さんのW主演ですが、共演するという話を聞いた時の心境は？
加藤「すごくクールな印象が強かったですね。私がすごくフワフワしているので、失礼のないようにしなきゃって思いました」
森「もちろん加藤さんのことは知っていましたけど、どういう方なんだろうとインスタを拝見させていただいたら、とても可愛らしいな、と（笑）同時に彩香ちゃんみたいとも思いました。だから何の心配もなかったです」
--実際にお会いしてみてその印象は変わりましたか？
森「初めて本読みの時に会った時は可愛らしいふわふわガールだなって思ったんですけど、いろんなところに垣間見える変わり者感があって、すごく面白い子だなと思いました」
加藤「本読みまで変人であることは隠したかったんですけど、カンナさんがあまりにも優しすぎて心を許してしまって、すぐに本性がバレてしまいました（笑）」
森「出会って3秒ぐらいでしたよね（笑）」
加藤「カンナさんは本読みで登場された時に、まずスタイルが良くてかっこいいと思ったのと、一言目に『しくよろ』と言って入ってこられたので、気さくな一面もあるんだって、もう出会った瞬間からギャップにやられました。ビジュアル撮影などでお話させていただいた時に私が変なことを言っても優しい対応をしてくださるので、カンナさんと一緒でよかったです」
役との似ている度は70％
--それぞれが演じられる役について、印象やご自身と似ている点を教えてください。
加藤「彩香ちゃんは自分に通ずるものをすごく感じていて。彩香ちゃんはもともと弘子先輩に恋する前は鉄仮面って言われるぐらい、ぶっきらぼうな子なんです。自分もアイドルになる前は基本的に真顔でしたし、笑顔がすごく苦手でいつも怒っているって勘違いされちゃうような人で。彩香ちゃんはとにかくピュアで弘子先輩にも積極的にアタックしたり、大声を出したりするシーンがあるので、原作を大切に演じたいと思います」
森「私はどちらかというとサバサバとしているねと言われるタイプなので、この役をするにあたって、これをしないといけないみたいなことはあんまりなかったです。だから、役作りはそこまで大変ではなかったのですが、コメディーは私も初挑戦なので、どうしたら面白くなるのか試行錯誤して役作りしています」
--それぞれどのくらいご自身と似ていると思いますか？
加藤「何％ですかね……でも、50％ぐらい似ていると思います。似ていますよね？」
森「似てる似てる。もうちょっと上じゃない？」
加藤「ほんとですか？じゃあ、70％に引き上げます（笑）」
森「私も70％ぐらいは近いなって思います。唯一似ていないなって思うところは、弘子先輩は、会社では自分が女性のことが好きっていうことを隠しているので、表の顔と裏の顔みたいなものがある人なんですけど、私はそんな器用にはできるタイプではなくて。全てさらけ出していないと生きていけないタイプなので、そこは違うかなとは思います」
--お互いのキャラクターのキュンとしたポイントやセリフはありますか？
加藤「キュンとすると言いますか、弘子先輩のみんなをまとめて仕事をしている姿は憧れますね。自分があまりテキパキできないタイプなので、かっこいいなって」
森「彩香ちゃんの真っすぐなところが好きですね。普段は女性が好きっていうことは隠しているんですけど、心のなかではドキドキしているのを見ると可愛いなって思います。『先輩大好きです』って言ってくれるところはキュンとしますね」
観てくださる方が笑顔になるような作品にしたい
--加藤さんはかねてから演技の仕事への憧れをお話されていました。加藤さんは演技のやりがいをどういうところに感じていますか？
加藤「自分ではない誰かになれる瞬間って生きていて中々ないことので、そこがやりがいだなと思います」
--自分以外の誰かを演じるということは楽しいですか？
加藤「楽しいですね。私はドラマを観ていて元気になったり、明日も学校頑張ろうと思っていた人間なので、自分がお芝居をさせていただけるっていうのは、本当にありがたく思います」
--ちなみに、お芝居について日向坂46のメンバー同士でお話することは？
加藤「全くないです。あまりお仕事の話はしていなくて、みんなゲームの話とかアニメの話とか……そういう話ばかりしていますね。もちろん、個別でご飯に行ったら仕事の話になるかもしれないですけど、楽屋ではずっとふざけています（笑）」
--ドラマで主演を務めることはメンバーには伝えましたか？
加藤「実はまだ誰にも言えてなくて……。あ、キャプテンの佐々木久美には伝えていて、『すごいね、頑張ってね！』と言ってくれました」
--森さんはこれまでもいろんな作品に出演されていますが、加藤さんにアドバイスするなら何かありますか？
森「私がアドバイスできることなどないですが…なんだろ。作風によっていろいろ変わってくると思うんですけど、私の場合は、今回はコメディーなので柔軟に対応することを心がけています。自分で固めすぎるのではなく、直してって言われた時に柔軟に直せるようにするといいと思います！」
加藤「なるほど…ありがとうございます！」
--この作品をどんな方におすすめしたいですか？
森「ターゲットは女性なのかなと思うんですけど、幅広い方に面白く思っていただける作品になると思いますし、あまり人を選ばないなと思います」
加藤「私もいろんな方に観ていただきたいです。第1話は展開がすごく早くて、あっという間の30分に感じてもらえるくらい、いろいろと詰め込まれています。ガールズラブだからとドキドキせず、みなさんに観ていただけたら嬉しいです」
--最後に、放送を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。
加藤「ラブコメに挑戦できるとは思ってもいなかったので、すごく嬉しいですし、精一杯頑張りたいと思っています。観てくださるみなさんが少しでも笑顔になったり、元気になっていただけたりするような作品にしたいなと思っています」
森「お互い力を合わせて、面白い作品を作っていきますので楽しみにしていてください。ボーイズラブのコメディはいろいろ観たことがあったんですけど、ガールズラブのコメディに触れたのは初めてだったので、新しい風を吹かせていけたらいいなと思っています」
INFORMATION
MBSドラマ特区『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』
2024年7月4日（木）より順次放送スタート
《出演》加藤史帆（日向坂46）、森カンナ、本田響矢、優希美青、山下永玖（ONE N’ ONLY）、久保乃々花、瀬戸かずや
《原作》『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』（「Webアクションコミックス」双葉社）Sal Jiang
《監督》のむらなお、吉川鮎太
《脚本》下 亜友美
《企画・プロデュース》上浦侑奈（MBS）、大杉真美（KADOKAWA）
《制作プロダクション》ホリプロ
《製作》「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」製作委員会・MBS
《公式サイト》https://www.mbs.jp/ayahiro/
©「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」製作委員会・MBS
【加藤史帆さん】
《ヘアメイク》Mao（MAXSTAR）
《スタイリスト》北村おりの
【森カンナさん】
《ヘアメイク》足立真利子
《スタイリスト》NanaTakasaki
文：川崎龍也
写真：三川キミ
