043_ママ(単体)_わたなべこ

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子どもの行動に対しては、ママと旦那さんで意見が異なることがあるかもしれません。それぞれ育った環境も違うので仕方ないのでしょうが、ママスタコミュニティのあるママは、旦那さんに対して不満を感じているようです。

『買ってきたシフォンケーキに生クリームを添えたかったので、絞るだけの生クリームを買い、家族が自分で絞って食べる形式にしました。中学生の娘が食べるときに生クリームを大量に絞ったので、私は「出しすぎ(笑)」と笑ってしまいました。でも旦那は「やることが下品」と注意。他の家族の分の生クリームはあるのに、嫌な顔で嫌な言い方だったので、娘は泣きそうな顔で食べて、すぐ自分の部屋に行ってしまいました。

その後旦那に「どうしてあんな嫌な言い方をするの? あれくらい笑って注意すればいいじゃない」と私が言うと、「お前が甘い。ちゃんと注意しないからあんなことをするんだ」と言われました。家庭内であんな嫌味ったらしく言う意味がわかりません』


中学生の子どもが、シフォンケーキにたっぷりの生クリームをかけたそうです。もともと自由にかけてよいとしていたので、子どもも好きなだけかけて大満足だったのではないでしょうか。でもそれに対して旦那さんが水を差すようなことを言っています。子どもの気持ちを考えると、投稿者さんも黙ってはいられませんね。夫婦で考え方の違いがあるものの、旦那さんの言葉にはさまざまな意見のママがいるようです。

好きなように食べさせればいいのでは?

『独り占めしたわけではないのだから、家で食べるからこそできる楽しみ方だし、旦那さんはそこまで言わなくてもよくない?』


『全部出し切ったなら他の家族のことも考えてと注意するけれど、それくらいなら本当にどうでもいい。子どもが好きに美味しく食べられるならそれでいい』


もし子どもが生クリームを1人で使い切ってしまったならば、他の家族のことも考えるように注意をするのでしょう。でも今回は残してありますから、自分のことしか考えていないわけではありませんね。子どもが自分がしたいようにしたのですから、それをあたたかく見守ってあげたいという意見もあります。せっかく美味しく食べられると思ったのに、旦那さんの一言で気分はガラリと変わってしまったことでしょう。子どもがかわいそうになってしまいますね。

投稿者さんの言葉も引っかかる……

『好きに出させる形式にしておいて、言い方はともかく2人とも「出しすぎ」と口出しするのがそもそも謎』


生クリームを自由にかけてよいスタイルをとったにも関わらず、投稿者さんも子どもに対して「出しすぎ」と言っています。その場の雰囲気での冗談だったのでしょうけれど、その言葉が旦那さんの注意の引き金になった可能性もありますね。自由に使ってよいとした以上、どんなに生クリームを使おうと何も言わない方がよかったのかもしれません。

旦那さんは、子どものことを思っての注意だったのでは?

食べ物で遊んでいる、食い意地が張っているように見えてしまった



『食べ物で遊ぶのはよくないこと。旦那さんには遊んでいるように映ったのかもしれない』


『旦那さんからしたら、山ほど絞り出している様子が意地汚く見えたとか』


生クリームをたっぷりかけるのはふざけているように見えて、旦那さんには食べ物で遊んでいるように映ったのではないでしょうか。またここぞとばかりに食べるのは、食い意地が張っているようで見たくない光景だったのかもしれません。

家族だからこそできる注意かも



『それを外でしたら「下品で最悪」と思われ誰も注意してくれないよ。家族だから言ってくれると思う』


『そういう食べ方を娘にして欲しくなかったから、敢えてキツイ言い方をしたんじゃないの? 食べ方は育ちが出るから、子どもが恥をかかないために』


生クリームをたっぷりかけて食べることを注意するのは、家族だからこそできることと旦那さんは考えたのではないでしょうか。もし外食をしているときに同じことをしたら、他の人からあまりよい印象を持たれないかもしれません。しかもその場に家族がいなかったら、誰も注意をしてくれないでしょう。食事のマナーや振る舞いを教える目的があったからこそ、旦那さんは厳しい言い方をしたとも考えられます。

夫婦で考えを統一するよい機会では?

『夫の考えは、中学生なのだから家でも悪ふざけして食べ物で遊ぶようなことは絶対にやめさせるべき。投稿者さんの考えは、何歳になっても家の中だからどんな食べ方をしてもOK。このすれ違いの話だよ』


投稿者さんは、家の中での食事であれば、ある程度自由度があってもよいとの考えなのでしょう。だからこそ、旦那さんの言葉には納得ができずにいます。一方で旦那さんは、もう中学生なのだから他の人がどう思うのかを考えながら食べてほしい気持ちがあったのかもしれません。食事のマナーも教育の一環とすれば、子どものことを考えた注意とも言えますね。

夫婦で考えに違いがあるのは仕方ないでしょうから、今回のことは、お互いの意見を出してすり合わせていくきっかけにしてはいかがでしょうか。今後も夫婦で意見が対立することもあるでしょうから、その度に話し合っていけるとよいですね。

文・こもも 編集・いけがみもえ イラスト・わたなべこ