NGT48の1期生として活躍する奈良未遥が1st写真集「こんな風に見られているのか?」を7月1日(月)に発売する


【写真】1st写真集「こんな風に見られているのか?」発売するNGT48の1期生の奈良未遥が今の心境を語る

NGT48の1期生として活躍する奈良未遥さんが、6年間出版したいと願っていた待望の1st写真集「こんな風に見られているのか?」を7月1日(月)に発売する。写真集制作の裏話や今の心境を語ってくれた。

【写真】1st写真集「こんな風に見られているのか?」発売するNGT48の1期生の奈良未遥が今の心境を語る


■「自分のこだわりを詰め込んだような写真集にしたいと思いました」

――SNSでも6年間出したいと言い続けた念願の写真集の発売が決まったときの気持ちを聞かせてもらえますか。

本当にうれしくて今でも夢なのかなって思うぐらいです。表紙が出来上がったりとかいろいろ情報解禁がされていく中で現実なんだなって実感しています。本当に周りのファンの皆さんもそうですし身内もそうですし、メンバーの子たちも楽しみにしてくれていたりするので、そういう反応を見ると本当に夢が叶うんだなって思って、率直にうれしい気持ちでいっぱいです。

――48グループの現役メンバーとして写真集を出すというのは相当ハードルが高いですよね。

本当に私も自分で夢としてあげてはいたんですけど、かなりハードルが高いなっていうのは思ってました。今までNGT48でも写真集を出してるメンバーって、私からしてもすごいなと思う子たちばっかりだったので、機会をいただけたことがすごいうれしいですし、奇跡だなって思います。

――本当に夢が叶ってよかったですね。どんな写真集にしたいと思いましたか。

本当に自分のこだわりを詰め込んだような写真集にしたいと思いました。いろんな形があるとは思うんですけど、せっかく叶えられる夢だから自分も意見を言わせていただいて、自分の好きなものにしたいなっていうのはすごい思ってました。

――「こだわりをいっぱい詰め込んだ」とコメントされてましたけど、どんなこだわりが詰まってますか。

すごいカラーを増やしたいっていう気持ちがあって、見ていて飽きない、だんだん場面が変わっていくような写真集にしたかったので、色味がある写真集を目指したりだとか、あとお洋服とかも本当にたくさん着させていただいてヘアメイクとかもいろいろ変えていて、実際にそれが叶ったなとは思ってます。

――自分の中で普段よく着る洋服の色があると思いますが、写真集だからこそ挑戦しようと思った新しい色はありましたか。

シンプルな色味から、ピンクのパンツとか、上がエメラルドグリーンのトップスとかっていう合わせ方とかってなかなかしたことないですし、衣装さんがかわいらしくスタイリングしてくださったので、本当にこの服が好きだっていう気持ちになってどの衣装もお気に入りなんですけど、ビビッドカラーというか、目を引くカラーも着られたことがすごい新しい発見でした。

――先行カットの白のアシメントリ―になっている洋服がお気に入りとおしゃってましたね。

はい。一番お気に入りなんです。ドレスの形も初めて見るような形でけっこうショート丈で、お尻のカーブが見えるぐらいの短さだったりするんですけど、普段はもちろんそんなすてきな洋服はなかなか着られないですし、写真集だからこそちょっと挑戦できる部分はあったので、体のラインも綺麗に見せてくれてすごいすてきなドレスに巡り合えたなと思っています。

「自分の好きなものにしたいなっていうのはすごい思ってました」


――自分の中ではコンセプトはあったのでしょうか。

編集者さんとお話して、自分探しっていうコンセプトにしました。自分探しって本当に何かしっくりくるなというか、私もアイドル人生をする中でも1人の女の子として人生を歩む中でもずっと自分探しをしているような感じではあるので、このコンセプトがすてきだなと思って。この写真集で表せてるんじゃないかなって思っています。

――タイトルはどうやって決まったんですか。

秋元康先生からすてきなタイトルをいくつかいただいて悩んだんですけど、そのなかから選ばせていただいた形になります。本当にCDの楽曲のタイトルなんじゃないかなっていうぐらいインパクトもありますし、?がついている疑問系の写真集タイトルってあんまりないなと思ったので、インパクトを求めてこのタイトルがいいなと思って決めました。

――?で考えさせられるタイトルのほうが余韻があっていいですね。

写真集の中身を見たくなるようなタイトルになっています。

――ちなみに奈良さんは自分はどういうふうに見られてると思ってますか?

本当にそこが難しくて。ちょうど公演が昨日あったんですけど、今日来てくださってる皆さんは私をどう思って見てくれて、どう目に映ってるんだろうっていうのを思いながら公演してたぐらいすごい周りの目を気にしてしまうタイプなので、普段からどんなふうに見られてるのかなって思っていて、正解を求め続けているので本当のこのタイトルのどおりです。

「見ていて飽きない、だんだん場面が変わっていくような写真集にしたかった」


――自分の中ではこう思われているというがあまりないのですね。

周りからは優しいねとか、ふんわりしてるねってよく言われるので、大枠ではそんな感じで見られてるのかなと思うんですけど、本当に人によって感じ方も考え方も違うので、もしかしたら自分が思ってるとおりに言葉が通じなかったりしたらきつく見られちゃったりするかもしれないですし、本当にどんなふうに見られてるのかなと思っています。

――写真も笑顔だけじゃなくてアンニュイとかいろんな表情の奈良さんに出会えるわけですね。

大人っぽい感じの今まで出したことない雰囲気とかもあったので、そういう意味ではかなり新しい一面が出てるんじゃないかなって思います。

――これまでPlatinum FLASH(光文社)さんでグラビアはやってこられてますが、写真集ならではの挑戦もありましたか。

黒い下着とかも着させていただいたんですけど、なかなか黒って着たことないなと思って。髪型もアイドルだったらかわいらしく巻いて下ろしたりとか結んだりとかっていう感じだと思うんですけど、1個にまとめてちょっとだけ前髪を垂らすみたいな感じの髪型って本当に初めてしたので、私もこんなふうに写るんだというか、自分でも驚きとかいろんな感情になった写真集の撮影でした。

「編集者さんとお話しして、自分探しっていうコンセプトにしました」


■「自分の固定概念じゃなくて、プロの方々に新しい一面を引き出していただきたいなと思った」

――写真集ということである程度、スタッフにお任せした部分もあるわけですね。

自分の固定概念じゃなくて、プロの方々に新しい一面を引き出していただきたいなと思ったので、髪型とかに関しては本当にもう全部お任せしてお洋服だったり雰囲気に合わせて選んでいただいたので、毎回この髪になるんだとか前髪ないんだとか、こうやって数本垂らしだけでもこんなおしゃれな感じになるんだとか新鮮な気持ちで撮影してました。

――おでこを出すのは勇気がいりますもんね。

そうですね。本当にアイドルを始めた初期のころはおでこを出していたんですけど、前髪を作ってからはおでこを出す機会がなくて、ファンの方もおでこを出してる私が好きだっていう方がいらっしゃって、その方々の間でちょっと盛り上がってました。

――おでこも含めて新しい発見がいろいろあったんですね。撮影はどちらで行われたんですか。

埼玉県の入間市で2日間撮影しました。「ジョンソンタウン」というアメリカのような雰囲気の街並みが広がる場所があって撮影をさせていただいたんですけど、そこだけ本当に海外に来たかなと思うぐらい雰囲気が違っていて、そこにいるだけで日本じゃないなみたいな感じでした。

「?がついている疑問系の写真集タイトルってあんまりないなと思ったので。このタイトルがいいなと思って決めました」


――掲載される写真のセレクトにも奈良さんも関わったんですか。

これがああだ、こうだみたいなことをマネージャーさんともいろいろお話ししながらいろいろ一緒に写真を見させていただきました。普段だったら自分では見られない作業であったりとか、たくさんの方が関わって自分の写真集が作られていくことを実感できたりっていうことはすごい勉強になりましたし、そんな何百枚も何十枚もの写真を見ていくっていうことがなかなかなかったので、こんなにも自分の顔を見る時間もなかったんですけど、すごいちょっとの角度でも違うんだなとか、勉強にもなりました。

――被写体として撮られるだけじゃなく、クリエイティブに一緒に関わっているというのはいいですよね。

うれしかったです。

――盛れてる、盛れてない顔ってありますよね。

自分の中でも何かを喋ろうとしてる途中の顔なのかなとか、なんかわかんないですけど自分から見たのと、ほかの方から見た写真の印象って違うので、もしかしたらいいねって思ってくださってるかもしれないですけど、自分からしたら、なんか中途半端なお顔してるなとかはあったりしたのでおもしろかったです。決めているカットよりも自然体のほうがいいですよね。

――撮影に向けてボディーメイクはされたんですか。

そうですね。ちょうど撮影期間がコンサートのレッスン期間だったのでけっこうハードでクタクタだったんですけど、その中でもやっぱり夢の写真集に向けてかなり力を入れてたので、野菜を中心にバランスよく食べたりとか、でも女の子らしい体型っていうのを目指して筋トレをしたりしながら、撮影に挑んでました。脚の形が女の子が好きな自分の中の理想像にすごい近づきました。とくに内太ももを鍛えて成果が出ました。筋トレしてよかったなって本当に思いました。

「写真集の夢が叶ったことでアイドルとしてやりたかったことのなかのひとつがクリアになってすごい自信がつきました」


――撮影全体を通して印象的だったことはありますか。

印象的だったのは、撮影中にお散歩してたゴロー丸ちゃんっていうわんちゃんに出合ってスカウトさせていただいて一緒に撮影したんですけど、そのわんちゃんが本当にかわいくて、それこそわんちゃんとお写真を撮りたいっていう話もしてたので、一緒に撮影できることができて、ゴロー丸ちゃんのおかげでまたひとつ写真集の中での夢が叶ったので印象に残ってます。

――本間日陽さんの2nd写真集(KADOKAWA)にもわんちゃんとの2ショットが掲載されてましたね。動物と一緒に写ると雰囲気が変わりますよね。

ちょっとほぐれたような笑顔になれるのもいいですよね。人懐っこい子でソファーを気に入って気持ちよさそうにしていたので、いい感じに撮れました。

――今回、念願の写真集を出すことで、自分の中で大きな気持ちの変化はありましたか。

アイドル人生を考えたうえでも、写真集を出したいっていうのはすごい大きな大きな目標と夢だったので、実現するときが来るとソワソワするような、これからどんなことが起きるんだろうかっていう新しいワクワク感みたいなのも出てきました。

その夢が叶ったから終わりではないんですけど、その夢が叶ったことでアイドルとしてやりたかったことのなかのひとつがクリアになって自分としてもすごい自信がつきますし、応援してくださってるファンの皆さんと一緒に喜べたりとか、夢を応援してくださっていたので一緒に何かを叶えられたっていうのがファンの方にとっても私にとっても大きなひとつのことだなって思います。おばあちゃんになってあらためて見返したいものができて、すごい幸せだなって思います。

――NGT48の1期生が3人になってしまいました。今後の活動に対する想いを聞かせてください。

NGT48も今年の8月で丸9年で10年目になるんですけれども、いろいろなことを経験してきた中で、新しい後輩の子たちがたくさん入ってきてくれて、NGT48の未来は明るいなって本当に思うので、1期生は1期生なりの何かの示し方があると思いますし、だからといって、後輩に委ねることは委ねて、私たちは私たちらしくNGT48を少しでも支えていけたらなって思ってるので、変わらず1期生は1期生の雰囲気でやっていけたらなと思っています。

――まだ卒業はされないですね。

そうですね。

――安心しました。やっぱり劇場で踊ってる姿をファンの人はずっと見たいですからね。

そう言っていただけるとありがたいです。卒業したら踊って歌ってはなかなか難しいかもしれませんね。

「写真集の中で新しい一面だったり、好きなカットをまた会ったときに教えてくれたらうれしいなと思います」


――最後にファンにメッセージをお願いします。

夢だった写真集の発売が叶いますが、応援してくださる皆さんも一緒に夢を叶えられるように応援してくださっていた中で、一緒に夢を叶えられたことがうれしいです。写真集の中で新しい一面だったり、好きなカットをまた会ったときに教えてくれたらうれしいなと思います。

取材・文・撮影=野木原晃一 衣装提供=RESEXXY