トガりまくりGACKTにストレス蓄積「壮絶ロケ」をウエンツが告白

写真拡大

 タレント・ウエンツ瑛士にとって、食べ物にこだわりのありすぎる歌手・GACKTとのグルメロケはあまり良い思い出ではないようだ。5月18日、お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)がパーソナリティを務めるニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」にゲスト出演して、当時のGACKTの様子を振り返っている。

 番組では、8年ほど前に名古屋の街でウエンツとGACKTが日本テレビ系「火曜サプライズ」のロケで散策する姿を目撃したとの情報がリスナーから寄せられた。これをウエンツは「大変なロケでしたよ。はっきりと覚えてます、そのロケ」と記憶に残るほどの撮影だったと語り、「GACKTさんと名古屋で、ごはん屋さんを巡るロケで。街の方に『どこか美味しいところはありますか?』ってガチで聞いて、ガチで行くっていう番組だったんですけど、GACKTさんってお米も一切食べないとか、麺も(NG)とか、その時期、本当にそういうのは何も食べないっていう。マジで」と壮絶なロケとなった原因を明かした。

 これには伊達から「一番行っちゃいけないよ」とのツッコミが入ったが、ウエンツは「一番行っちゃいけないし、今みたいな、まだ丸いGACKTさんじゃなかったから、とんがりGACKTさんに対して、俺が『なんで来たんだよ!』ってずっと言えないまま4〜5時間、名古屋の街を歩き…」と振り返り、誰もそれを咎めることができない雰囲気だったようだ。

 伊達が「笑顔ではなかったんだろうね」とロケ現場の空気感を察すると、ウエンツは「だって(何を)聞いても『そういうのは食べられない』って。こだわりを聞けたのはありがたかったですけど、『そういうのは行けない、食べられない』って…」とひたすらNGを出し続けるGACKTには蓄積するものがあったという。

「GACKTといえば、25年前から米や麺、パン類などの糖質を摂取することをやめただけでなく、老化防止の観点から、食事の回数も1日1食に留めていることでも知られています。つまりはテレビのグルメロケには最も不向きなタイプであり、しかも、名古屋といえば、パン粉や糖分の塊である味噌を使った味噌カツや、味噌煮込みうどん、あんかけパスタ、天むす、ひつまぶしなど、人気のグルメがひしめく街である一方、糖質制限をしているGACKTにはNG食材だらけという相性の悪さ。これは事前にGACKTサイドがどこまで番組の趣旨を理解していたのかという問題に関わってきますが、グルメロケとして仕事を請け負った以上、アレルギー反応が出るもの以外は受け入れて食べるというのがタレントとしての然るべき対応でしょう」(テレビ誌ライター)

 そうした振る舞いこそ、ウエンツの表現した“尖っていた時期のGACKT”という言葉が意味するものなのだろう。

(木村慎吾)