KKT熊本県民テレビ

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荒尾市の住宅で盗みを働いたとして21日、4人の男が警察に逮捕された事件。逮捕の決め手の一つとなったのは、被害にあった住宅の防犯カメラの映像でした。

おととし2月に撮影された荒尾市の住宅の防犯カメラの映像です。近づいてきたのは、サングラスやマスクをした男たち。家の中に侵入すると、しばらくの間、部屋の中を物色。数分後に手にしていたのは、黒いバッグでした。侵入からわずか10分足らずの犯行でした。

また、この数時間前には、家の外にある防犯カメラが、車の周りで不審な動きをする男の姿を捉えていました。

住民によりますと、男は車にGPS機能があるスマートフォンを取り付けていたということで、車が出ていったのを見計らって侵入したのではないかと話しています。

事件から2年4か月。警察は21日までに大阪市の山下貴大容疑者(34)や兵庫県明石市の鄭真太郎容疑者(35)ら男4人を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕しました。警察によりますと、4人はおととし2月、この家でビジネスバッグやタブレット端末など、あわせて約7万円相当を盗んだ疑いがもたれています。

4人は、メッセージを自動的に消去できる通信アプリ「テレグラム」でやりとりして関西で集合。車に乗り合わせて熊本に向かったとみられています。

犯人逮捕の一報を受け、被害にあった男性は。
■被害にあった男性
「犯人にはものすごく憤りを感じています。実行犯の4人が逮捕されたのはとてもうれしいことですが、やはり元締めというか、指示役がいると警察もにらんでいます」

なぜ、関西に住む容疑者たちが熊本の住宅を狙ったのか。警察は、“別にいる指示役”が“実行役”の4人に報酬を支払う約束をして、犯行に及んだとみて捜査しています。