台湾の戸籍登記、先住民語名の単独使用が可能に 立法院が修正案可決
![修正案の可決後、議場でポーズを決める台湾原住民族出身の(左から)林倩綺、鄭天財、高金素梅各立法委員(国会議員)ら](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/a/4a6c2_1290_f968f6f5_f8f2ebba-m.jpg)
原住民の氏名を巡っては、戸籍登記の際、漢人の氏名「漢人姓名」または原住民名を漢字で表記した「中文伝統名字」を使用する必要がある。ローマ字表記の原住民名を登録することもできるが、「漢人姓名」または「中文伝統名字」の併記が求められる。
林右昌(りんゆうしょう)内政部長(内相)は報道資料を通じ、氏名のアイデンティティーは非常に重要だとし、社会の進歩だけでなく社会文化の向上を示していると強調。中国語表記に限定しなくなることは歴史的な意義があると述べた。またエスニックグループの融合と平等を促し、さらなる相互理解を深めると語った。
また今回の条例修正は法律で原住民族の文化や慣習を守ったと説明。原住民族の言語は原住民族文化の一部だとし、原住民族が自らの文化を伝承していくことを奨励するとした。
(陳俊華/編集:齊藤啓介)