ACL決勝第1戦、横浜FMがアジア王者へ大きな勝利! 先制許すも、植中と渡辺のゴールで逆転勝利!
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横浜FMは準決勝で蔚山現代(韓国)とのPK戦までもつれ込む激闘を制し、クラブ史上初のACL決勝までたどり着いた。スタメンは、6日に行われたリーグ第12節浦和レッズ戦からGKポープ・ウィリアムを除く、フィールドプレイヤー10人全員を入れ替え、決勝の第1戦に臨んだ。
いきなりリードを許す展開となった横浜FMだが、25分に植中朝日が枠内シュートを放つなど、ゴールに迫る。しかし、アル・アインGKハリド・エイサの好セーブもあり得点は奪えなかった。
波状攻撃を仕掛ける横浜FMだが、30分にカウンターを許す。カクのスルーパスからマティアス・パラシオスに抜け出され、シュートを許すと、これがポープ・ウィリアムの股を通ってゴールに吸い込まれた。ただ、これはマティアス・パラシオスがオフサイドポジションにいたため得点は認められず。横浜FMとしては肝を冷やす場面だった。
その後、横浜FMは積極的にシュートを放ち、再三ゴールに迫ったが、アクシデントが起こる。エドゥアルドが負傷でプレー続行不能となり、37分に渡邊泰基との交代でベンチに下がった。
後半はアル・アインも攻守でリズムを掴み、横浜FMはなかなか決定機を作り出すことができない。それでも72分に試合が再び動く。アンデルソン・ロペスが右サイドで高い位置を取ったヤン・マテウスへ展開すると、ヤン・マテウスからドリブルから左足で絶妙なクロスを供給。このクロスを植中がヘディングで合わせ、見事にゴールネットを揺らした。横浜FMが1−1の同点に追いつく。
勢いづいた横浜FMは、84分にチャンスをつくる。榊原彗悟からのパスを受けたヤン・マテウスが右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで宮市亮がダイレクトボレー。ゴール前で渡辺皓太が合わせ、ゴールネットを揺らした。副審はオフサイドと判定したが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入してゴールが認められた。横浜FMがついに逆転に成功する。
そして、試合はこのまま終了。横浜FMがアジア王者へ向けて大きな勝利をつかみ取った。ACL決勝セカンドレグは、アル・アイン・スタジアム(UAE)にて5月25日(土)25時(日本時間)キックオフ予定となっている。
【スコア】
横浜F・マリノス 2−1 アル・アイン
【得点者】
0−1 12分 ムハンマド・アル・バルーシ(アル・アイン)
1−1 72分 植中朝日(横浜F・マリノス)
2−1 84分 渡辺皓太(横浜F・マリノス)