大会を通じてタフに戦った松木。ただ決勝でのパフォーマンスに、城氏は「本来の松木君じゃなかった」とコメント。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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「おめでとうございます! やったぜ!」

 U-23アジアカップを制した大岩ジャパンを、城彰二氏も祝福。自身のYouTubeチャンネルで、若き日本代表の健闘を称えた。

 ウズベキスタンとの決勝は1−0で勝利。元日本代表FWは、難敵を相手に接戦を制した一戦を振り返りながら、インサイドハーフで先発し62分に途中交代した松木玖生に言及。ファイナルの舞台で本来の実力を出し切れなかった要因に見解を述べる。

「松木君は途中で交代になった。論議されているみたいで、“なんで松木を代えるんだ”とか。俺は代えるべきだと思った。試合の入り、ファーストタッチで彼はミスした。そうなってから、リズムが掴めなかった」
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 これは、サッカー選手の“あるある”だという。

「良い大会になればなるほど、最初の出だし、ファーストタッチはすごく重要。そこでうまくいけば、それでノれる。だけど松木君を見ると、全然うまくいかなくて、そこからリズムが掴めなくなった。身体も重たそうだし、ミスパスも多かった。運動量という部分では、なんとか取り戻そうとやっていたんだけど、本来の松木君じゃなかった」

 試合はスコアレスで迎えた90+1分、山田楓喜のゴールで均衡が崩れる。1点をリードした日本は、その4分後にハンドの反則でPKを献上。同点も覚悟したが、GK小久保玲央ブライアンが止めてみせる。

 日本時間では深夜のゲームで、「ちょっと眠たかった(笑)」と正直に話す城氏は、「目が覚めたね! マジで読み切った。まあまあ速いシュートだったから、ちゃんと読まないと無理」と、守護神のビッグセーブに賛辞を送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部