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 八村塁が所属するNBAレイカーズは現地時間3日(日本時間4日)にダービン・ハム監督(50)の解雇を正式発表した。

 レイカーズの公式リリースでは、ロブ・ペリンカGMが「レイカーズを代表してダービンの努力に大いに感謝する」と感謝の言葉などを並べ、「これは難しい決断でしたが、シーズンの完全な見直しに続く最善な行動だった」とつづけた。

 この件については米スポーツ専門局ESPN(電子版)やスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」など複数の現地メディアが報じた。

 ESPNのエイドリアン・ウォジュナロウスキー記者によると、レイカーズのロブ・ペリンカGMがハムに直接電話で解雇の決断を伝えたという。

 そして後任については、「ジ・アスレチック」のシャムズ・シャラニア記者によると、バックスを優勝に導いたマイク・ブーデンホルツァー氏(54)、複数のチームでアシスタントコーチ経験のあるケニー・アトキンソン氏(56)、元NBAプレーヤーのJ・J・レディック氏(39)などの名前が挙がっているという。そして獲得可能であれば現在クリッパーズ監督を務めるティロン・ルー(47)なども候補になっているようだ。

 昨季から4年契約でレイカーズの監督に就任したハム。昨季はカンファレンス決勝までチームを導いたが、ナゲッツに4連敗でNBAファイナルに進出することは出来なかった。

 今季はNBA初のカップ戦「イン・シーズン・トーナメント」で優勝に導いたが、ハム監督による不可解なローテーションなどで選手たちから不満の声があがっていた。その溝はシーズンが進む中で深まる一方だった。

 その中で昨年同様にプレーイン・トーナメント初戦に勝って西の第7シードとなったレイカーズ。PO1回戦は昨年の西カンファレンス決勝で4連敗を喫した昨季王者のナゲッツと対戦したが、1勝4敗で1回戦敗退となった。2年の契約が残っていたが、レイカーズで通算90勝74敗を記録したハム監督の解雇を決断した。