父と叔父もスプリントGI覇者“短距離界のサラブレッド” ルーキーとともにデビュー戦V狙う
芝スプリントGIを2勝したダノンスマッシュの姪となるスピナテイル(牝3、栗東・田中克典厩舎)が、土曜京都2Rの3歳未勝利(ダ1200m)でデビューする。
スピナテイルは父ロードカナロア、母メヌエット、母の父Tapitの血統。父が共通する叔父のダノンスマッシュは20年の香港スプリント、21年の高松宮記念など、重賞を8勝した名スプリンター。曾祖母のHollywood Wildcatは93年のBCディスタフなどG1を3勝した名牝で、近親にはWar ChantやIvan DenisovichなどのG1馬が並ぶ。
昨夏に入厩したが一旦放牧へ。約半年の休養を経て4月に帰厩して以降は、坂路中心で乗り込まれてきた。最終追いは坂路で4F56秒8、1F12秒7なので時計的には物足りないが、実戦で変わり身を見せられるか。ここまで4勝と好調なルーキー高杉吏麒騎手の手腕にも期待したい。