東大生が「食べ放題で“原価”を計算する人は頭が悪すぎる」と考える理由――仰天ニュース・食べ放題トップ3
大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こった仰天ニュースを厳選、今回は「食べ放題」にまつわる記事に注目し反響の大きかったトップ3を発表する。第1位の記事はこちら!(集計期間は2018年1月〜2023年12月まで。初公開2021年10月31日 記事は取材時の状況) * * *
現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。
◆「食べ放題」への向き合い方ににじむ価値観
食欲の秋、皆さんは楽しまれているでしょうか? 僕は、つい最近までダイエットをしていたのですが、秋の味覚を楽しむために、いったん食事制限を解除してしまいました。何を食べてもおいしい季節ですから、ついつい食べ過ぎてしまいます。
僕のように食いしん坊な方にとって「食べ放題」や「ビュッフェレストラン」などは天国のような場所ではないでしょうか。一定の料金を払って入場したら、あとは何を食べても無料なんて、あまりにも魅力的すぎます。
さて、そんな食べ放題に行くと必ず出現するのが「食べ放題の料金分の元を取る」という勢力です。「このお肉はメニュー表でだいたい○○円だからお得!」や「この料理は値段が安すぎる!」のように、食べ放題に来てまで値段を気にしてしまう人っていますよね。
◆食べ放題で「原価」を気にする人は残念
たしかに原価を気にしてしまう気持ちはわかりますが、僕には「なんて残念な人たちなのだろう」と思えてなりません。彼らがケチだと言っているのではなく、彼らが「自分たちが何にお金を払っているのか」に気がついていないからです。
お金を費やして何かをするときに「何のためにお金を使うのか」を見誤ってしまうと、損をします。「元が取れている/取れていない」にこだわりすぎて、本来楽しめるはずのビュッフェを楽しめなくなってしまうなんてことになりかねません。
今回は、お金を使う際の「目的意識の重要性」についてお伝えします。
◆お金の使い方で「幸せに生きられるかどうか」が決まる
どうしてお金を使うときに、いちいち目的意識を持たなくてはいけないのでしょうか。
それは目的意識があるかどうかで、とるべき行動や心持ちが大きく変わってくるからです。「何のためにお金を払っているか」に気がついているかどうかで、大げさにいえば「幸せに生きられるかどうか」が決まってしまうのです。
たとえば、先述した例のように食べ放題レストランに行った場合を考えてみましょう。友人と2人で訪れたと考えてみてください。
◆食べ放題でなにを重要視するか?
あなたは食べ放題に来たときくらい、自分の好きなものを好きなだけ食べたいと考えています。ですが、一緒に来た友達は原価にこだわって「この料理は安いからダメ!」「この料理は高いからたくさん食べよう!」と妙な気合を入れています。
あなたは自分の食べたかった料理を好きなタイミングで適量だけとって食べています。しかし、あなたの友人は自分の頼みたいものや自分の大好物よりも「原価が高いかどうか」のみを考え、高いメニューを大量に注文しています。
また、お腹がいっぱいになっても無理して食べようとしています。
◆食べ放題は「選択肢を買う場所」
もちろんその友人自身はとても幸せなのかもしれません。ですが、僕からすると、「お金」という尺度に縛られているこの友人のような楽しみ方は、なんだかとても窮屈そうに見えてしまいます。
同じ食べ放題に行って、このような楽しみ方の差が生まれる理由は「何のためにお金を払っているか」に気がついているか否かだと考えます。
僕は食べ放題のレストランという場所を「すべての料理がタダになっている場所」だとは考えていません。そうではなくて、「選択肢を買う場所」だと捉えています。
現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。
食欲の秋、皆さんは楽しまれているでしょうか? 僕は、つい最近までダイエットをしていたのですが、秋の味覚を楽しむために、いったん食事制限を解除してしまいました。何を食べてもおいしい季節ですから、ついつい食べ過ぎてしまいます。
僕のように食いしん坊な方にとって「食べ放題」や「ビュッフェレストラン」などは天国のような場所ではないでしょうか。一定の料金を払って入場したら、あとは何を食べても無料なんて、あまりにも魅力的すぎます。
さて、そんな食べ放題に行くと必ず出現するのが「食べ放題の料金分の元を取る」という勢力です。「このお肉はメニュー表でだいたい○○円だからお得!」や「この料理は値段が安すぎる!」のように、食べ放題に来てまで値段を気にしてしまう人っていますよね。
◆食べ放題で「原価」を気にする人は残念
たしかに原価を気にしてしまう気持ちはわかりますが、僕には「なんて残念な人たちなのだろう」と思えてなりません。彼らがケチだと言っているのではなく、彼らが「自分たちが何にお金を払っているのか」に気がついていないからです。
お金を費やして何かをするときに「何のためにお金を使うのか」を見誤ってしまうと、損をします。「元が取れている/取れていない」にこだわりすぎて、本来楽しめるはずのビュッフェを楽しめなくなってしまうなんてことになりかねません。
今回は、お金を使う際の「目的意識の重要性」についてお伝えします。
◆お金の使い方で「幸せに生きられるかどうか」が決まる
どうしてお金を使うときに、いちいち目的意識を持たなくてはいけないのでしょうか。
それは目的意識があるかどうかで、とるべき行動や心持ちが大きく変わってくるからです。「何のためにお金を払っているか」に気がついているかどうかで、大げさにいえば「幸せに生きられるかどうか」が決まってしまうのです。
たとえば、先述した例のように食べ放題レストランに行った場合を考えてみましょう。友人と2人で訪れたと考えてみてください。
◆食べ放題でなにを重要視するか?
あなたは食べ放題に来たときくらい、自分の好きなものを好きなだけ食べたいと考えています。ですが、一緒に来た友達は原価にこだわって「この料理は安いからダメ!」「この料理は高いからたくさん食べよう!」と妙な気合を入れています。
あなたは自分の食べたかった料理を好きなタイミングで適量だけとって食べています。しかし、あなたの友人は自分の頼みたいものや自分の大好物よりも「原価が高いかどうか」のみを考え、高いメニューを大量に注文しています。
また、お腹がいっぱいになっても無理して食べようとしています。
◆食べ放題は「選択肢を買う場所」
もちろんその友人自身はとても幸せなのかもしれません。ですが、僕からすると、「お金」という尺度に縛られているこの友人のような楽しみ方は、なんだかとても窮屈そうに見えてしまいます。
同じ食べ放題に行って、このような楽しみ方の差が生まれる理由は「何のためにお金を払っているか」に気がついているか否かだと考えます。
僕は食べ放題のレストランという場所を「すべての料理がタダになっている場所」だとは考えていません。そうではなくて、「選択肢を買う場所」だと捉えています。