米ニューヨークの国連本部で行われた安保理会合の様子(2024年4月17日撮影)。(c)Charly TRIBALLEAU / AFP

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【AFP=時事】国連安全保障理事会(UN Security Council)はパレスチナの国連加盟に向けた決議案をめぐり、18日か19日のいずれかに採決する見通しとなった。外交当局者が明らかにした。ただ、イスラエルの同盟国である米国が反対姿勢を崩しておらず、拒否権行使により阻止されるとみられている。

 複数の外交筋は当初、AFPに対し、採決は18日に行われる見込みだと語っていた。しかし状況が変わり、現在、一部理事国が19日の採決を求めているという。

 スロベニアのサムエル・ジュボガル(Samuel Zbogar)国連大使が「なお未定」と記者団に語るなど、17日夜の時点で日程は確定していないもようだ。

 パレスチナは2012年に国連の「オブザーバー国家」として認められた後、正式加盟を目指してきた。加盟が実現すれば、「パレスチナ国家」が事実上、承認されることになる。

 正式な加盟国となるには、安保理での承認後、総会でも承認される必要がある。

【翻訳編集】AFPBB News

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