インタビューに応じた奥菜恵

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「恥ずかしい」と撮影

 女優の奥菜恵(44)が15年ぶりに写真集奥菜恵写真集 Okina Megumi」(宝島社)を出版した。13歳でデビューし、現在は2児の母親だが、その美貌はいまだ健在。透き通るような美背中を披露している。写真集への思いなどを聞いた。

【写真】幼少期・小学生時代の奥菜恵、当時から圧倒的な美少女だった…大胆な美背中を披露した写真集カットも

――写真集の出来上がりをみた感想を聞かせてください。

 こんなかっこよく仕上げていただいて、ありがとうございますと言いたいですね。私としては、今のありのまま、ナチュラルな姿を見せることができたと思っています。

――表紙でもみせていますが、背中が印象的な写真集です。

インタビューに応じた奥菜恵

 いや、ずっと「恥ずかしい」「恥ずかしい」と言いながら、撮っていました(笑)。

――撮影はどこで行われたのですか。

 千葉と都内のスタジオの2日間で撮りました。

――撮影で思い出に残っていることはありますか。

 真冬の撮影でしたので、もうめちゃくちゃ寒かったですね(笑)。ただ、それ以上に、カメラの前にいるのが楽しくて、楽しくて。幸せな気持ちで撮影に参加させていただきました。

――大変だったことはありますか。

 千葉の海辺で、夕日に合わせて撮影したのですが、めちゃくちゃ寒かった。ジェットヒーターで暖めてもらっていました。

最初はすごく悩んだ

――出版のきっかけは何でしょうか。

 きっかけは、プロデューサーのKaori Oguriさんから声をかけてもらったことです。ただ、まさかこの年齢になって、写真集のお話をいただくとは思ってなかったので、最初はやっぱりすごく悩みました。

――どのようにして前向きな気持ちになったのでしょうか。

 家族や周りのお友達に相談すると、みんなから「やった方がいいよ」と言われたんです。待っててくださるファンの方もいますから、これはチャレンジしたほうがいいなと思いました。

――悩んだのはどのあたりですか。

 やはり写真集ということは、背中だったり、ある程度の露出は覚悟しなければいけません。自分の中でどこまでできるのか、できないのか、と悩みました。小栗さんと話す中で、納得していった感じです。

――背中が開いた写真を表紙に選んだ理由は何でしょうか。

 いくつか候補があったんですが、スタッフからの票が一番多かった写真なんです。

――旦那さん(俳優の木村了)は何かおっしゃっていましたか。

「きれいに撮っていただけるなら、やったほうがいいよ」と言われました。出来上がった写真集を見せたら、「めちゃくちゃかっこいい」と本当に喜んでいました。

――美を保っていく秘訣は何でしょうか。心がけていることはありますか。

 肌が乾燥しがちなので保湿するとか、水をいっぱい飲むとか、風呂上がりにオイルをつけるとか、しています。

筋トレで元気に

――写真集を機に何か始めたことはありますか。

 今までピラティスはやっていたんですが、撮影前に新たに筋トレを始めました。スクワットから始まって、お尻や背中のトレーニングとかしています。筋トレを始めて、気持ちがめちゃくちゃ元気になりました。

――写真集について、「色気」「妖艶」と表現するメディアもあります。

 色々言っていただけるのは、本当にありがたいことですよね。本当に。

――「魔性」と言われることについてはいかがですか。

 そういう風に言われることは、嫌だなと思う時期ももちろんありました。ただ、「清純」とか「魔性」とか、人として色んな要素を持っているという意味では、すごくありがたい言葉だなと思うようになりました。

――デビュー30周年を記念した写真集ですが、芸能生活でターニングポイントがあれば教えてください。

 色々ありますが、岩井俊二さんの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」という作品に出たことですね。当時、中学生で芝居は手探りの状態でしたが、この作品で「女優としてやっていこう」という気持ちになりました。反響も大きくて、純粋にうれしかったですね。

――ご家庭を持って変わったものとかありますか。

 だいぶ変わったと思います。生活のリズムも変わったし、自分の時間はほぼなくなりました。

2人の娘との関係

――2人の娘さんとの関係はいかがですか。

 今年の春に中学3年生と中学1年生になりますが、思春期、反抗期の年代に入ってきました。今まで全力で真っ向からぶつかり合う時期を経たからこそ、最近はスルーする力を身に付けました。日々、子供たちから色々教えてもらっています。

――今後の目標などはありますか。

 今回で、写真集はきっと最後だと思います(笑)。

――これまでの人生は充実していたという感じでしょうか。

 そうですね、濃い濃い道を歩いてきたなとは思っています。あっという間ではありましたが、そういう日々が今の自分を作ってきてることは間違いないですね。とにかく、走り続けてきた日々だったので、今後の人生は、自分のやりたいことを丁寧に楽しみながらやっていく人生にしたいなと思っています。

衣装:LAGUNAMOON

デイリー新潮編集部