50代、「来客用の布団」はいらない。保管&メンテナンスの手間が減りメリットだらけ
それぞれの家庭のライフスタイルや考え方にもよりますが、「来客用の布団」をもたない選択をする人が増えているようです。ここでは、「来客用の布団」を手放したことによって感じたメリットや、来客時の代替手段などについてご紹介。ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーの宮入京子さんが語ります。
「来客用の布団」を手放して感じたメリット
寝具は、家の中でかなり大きなもののひとつ。自分や家族の布団だけでも場所を取るのに、実家の両親や友人のために布団を保管するというのは、スペース確保も管理も面倒ですよね。
実際、3人子どもがいる私も長男が独立したあと、ときどき泊まりに来るようになり、布団の管理に悩みました。ですが、いつ泊まりに来るかわからないのに、大きな布団で貴重な収納スペースを占領してしまうのはもったいないと考え、布団を手放すことに。
すると、押入れがすっきり片づき、布団がなくなった分の収納スペースを有効に使うことができるようになりました。また、布団は湿気対策など定期的なメンテナンスが必要です。来客用の布団をもたないことで、布団の保管や洗濯などの手間を省くことができたのもメリットだと感じています。
敷き布団・かけ布団は毛布で代用
長男が泊まりに来たとき用の布団の代わりとして、わが家では薄手の毛布やマットなどを多めにもっています。
お客さまではなく息子だからできることではありますが、敷き布団は家にあるいろいろな種類の毛布やキルトマットなどを重ねてつくります。かけ布団もないので、毛布とエアコンをつけて部屋自体を暖かくキープすることでカバー。
この方法だと普段使っているもので事たりますし、意外と寝心地もいいようです。今はいちばん下にヨガマットを敷いていますが、今後はキャンプや防災用にも使える寝袋やキャンプマットの購入も考えています。
息子用の寝具はイケアのSKUBB(スクップ)にまとめて収納。急に泊まりに来たときも、すぐ引っ張り出せるように保管しています。
来客用布団を手放しても、代替策として
・レンタル布団を利用
・近くの宿泊施設を手配し、素泊まりしてもらう
・コンパクトになるエアベッドや、ソファベッドを来客時にベッドにする
といった方法で対応するのもいいと思います。
「布団レンタルや宿泊の費用」と「収納スペースや管理のためにエネルギーを使うこと」。来客用の布団管理にストレスを感じている方は、どちらのほうが自分にとってコスパがいいのか、天秤にかけて考えてみると答えが出てくると思います。
※ 紹介したアイテムは、すべて著者自身で購入した私物です。店舗への問い合わせはご遠慮ください