家を買うなら「一 戸建て」と「マンション」どっちがおトク?ポイントは”資産価値”
都心か地方かといった地域による違いもありますが、家を買うなら、一戸建てとマンションのどちらがおトクなのでしょうか? 宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士で、フリーダムリンク代表の永田博宣さんに教えてもらいました。
マイホームをもつなら「一戸建て」VS「マンション」
マイホームは一戸建てとマンションではどちらがおトクか? 今回は「資産価値」の視点から比較してみましょう。
●一戸建てとマンションの 資産価値の下がり方のイメージ
どちらも築年数が古いほど資産価値が下がりますが、下がり方が違います。
木造が多い一戸建ては、建物の価値の下がり方が早く、20年ほどの間に資産価値が大きく下がります。家の価値はほぼなくなり、築20年以降、資産価値は土地の価格に落ち着いて横ばいとなります。一方、鉄筋コンクリート造のマンションは、一戸建てに比べると建物の価値の下がり方が緩やかで、築40年くらいまでは資産価値が一戸建てを上回りますが、その後、逆転。
理由は、マンションよりも一戸建ての方が、価値が下がらない土地の面積が広いから。つまり、買い替えをせず住み続けた場合の資産価値は、一戸建ての方がおトク。
一生、住み続けることを前提にしたら資産価値は一戸建ての方がおトク
ほか、一戸建ての場合、駐車場代はかからないが、建物の修繕にまとまったお金が必要に。
マンションの場合、駐車場代はかかるが、共用部分の修繕費は積み立てで計画的に貯めるなど、お金のかかり方の違いがあります。それらの点も考慮して選ぶのが賢明といえるでしょう。