お笑いコンビ・FUJIWARAの「フジモン」こと藤本敏史が、3月23日に放送された『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で活動自粛明け以降、初めて地上波テレビへの復帰を果たした。

 藤本は、2023年10月に当て逃げ事故を起こし芸能活動を控えていたが、2月23日から芸能活動を再開。ラジオ番組には復帰していた。

 向上長(司会)の明石家さんまが、ひな壇に座る藤本を見つけ「目が合ってしもうた」とイジると、藤本は立ち上がり、「本当に申し訳ありませんでした!」と深々と頭を下げた。共演者から「おかえりなさい」と声をかけられ、その後はいつもどおりのにぎやかなやり取りがおこなわれた。

 この日、番組に藤本が出演することは、3月22日の番組公式Xで「久々の収録に久々の人が来ました」とのせられた出演者リストに藤本の名前があったため、事前に知られており、世間からも注目されていた。しかし、放送を観た視聴者から、SNSには

《何の説明責任も果たさず 勝手に自粛して しれ〜っと復帰している》

《半年での復帰早くない?》

《笑いに昇華するもんじゃないよ》

 など、厳しい意見が集まった。

「藤本さんは、活動再開を発表した2月23日、コンビのYouTubeチャンネル『FUJIWARA超合キーン』に相方の原西孝幸さんとスーツにネクタイ姿で登場し、『このたびは自分が起こした事故で、お相手の方にたいへんご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした』とそろって頭を下げ、謝罪しました。

 完全なレギュラー番組こそない藤本さんですが、いわゆる『ひな壇芸人』として重宝されていました。ガヤとして、献身的に番組を盛り上げてくれるということで、有吉弘行さんをはじめとしたMCからは、評価が高かったのです。有吉さんのラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で『フジモンさんがいないと困る番組もありますし、なかなか替えがきかない人でありましたから、復帰は助かるかな、と思いますね』とまで語っていました。

 今回、さんまさんの番組が藤本さん出演の口火を切ったことで、他局も起用しやすくはなったと思います。不祥事を起こしたタレントに関しては、どこの局がブッキングの先陣を切るかがポイントになってきますから。

 業界内では評価の高い人なので、今後もそれなりに起用されると思いますが、SNSの反応を見る限り、視聴者からのクレームが心配ではあります」(芸能記者)

 他人のスキャンダルや不祥事をツッコミに使ってきたフジモン。SNSの厳しい“ガヤ”に、ツッコまれる側の気持ちを痛感しているかもしれない。