「女の人には一番大事なところ」「生活基盤となる場所」──。住宅メーカーがこのほど台所について既婚女性に調査を行ったところ、こんな声が声が返ってきた。

　ブライトホーム（本部・東京都江東区、松本秀美社長）が８−９月、既婚女性214人に台所に関するアンケート調査を実施し、214人全員が回答した。

　それによると、平日の夕食の調理にかける時間で最も多かったのは「60−70分」で34％、次いで「20−39分」が29％、「40−59分」が28％。平日は夕食を作らない人は５％だった。

　主婦に限ってみると、60分ほどかける人が最も多かった。一方、仕事を持つ人では、その半分の30−35分ほどの人が最多だった。

　このように、毎日ある程度の時間を過ごす台所について、「女の人には一番大事なところ」「生活の基盤となる場所」「家の中心」などと表現する声も聞かれた。

　現在の台所で、不便・不満な点を尋ねたところ、「暗さ」「狭さ」を挙げる人が最も多く、逆に便利・満足な点では「広さ」「明るさ」を挙げる人が多かった。【了】