コストコの食肉コーナーで食材を探していたところ、「NEXTカルビ2.1」という名前の品物を発見。パッケージに「植物性タンパク(大豆)からできたお肉」と記されていたので、代替肉で本当にカルビの味を再現できているのか確かめるべく実際に買って焼いて食べてみました。

コストコ全店で、これまでにないカルビ風大豆ミート(代替肉)「NEXTカルビ2.1」が発売

https://www.nextmeats.co.jp/news/gv2p3dh262t

NEXTカルビ2.1はコストコのベーコンなどが並んでいる場所に陳列されていました。価格は税込1258円。



買って持ち帰ってきました。



パッケージには肉や魚介類、卵、乳製品、はちみつなどが含まれていないことを示すヴィーガン認証マークが表示されています。



名称は植物性たん白加工食品。原材料には大豆加工品のほかに砂糖や醤油、りんごピューレ、りんごパルプ、洋ナシ果汁、アミノ酸液などが含まれています。



カロリーは100g当たり226kcal。



パッケージの中にはNEXTカルビ2.1が200gずつ2袋入っていました。



NEXTカルビ2.1には最初から味が付いています。



調理手順は次の通り。まず、油を引いたフライパンにNEXTカルビ2.1を並べて焼きます。



裏返しながら焼いて両面に焼き目が付けば完成です。



皿に盛り付けてみました。



ナイフで切って断面を見るとこんな感じ。繊維状の材料が折り重なって1枚の肉を構成していることが分かります。



食べてみると、口に入れた瞬間は「甘口の焼肉のたれをたっぷりつけたカルビ」っぽい味を感じられます。しかし、舌に触れる面積が大きくなると表面のザラザラ感が違和感を生み出し、「肉とは違うな〜」という気持ちに。大豆加工食品としてはしっとりずっしりした食感で濃い味付けのご飯が進みそうな一品に仕上がっているのですが、カルビとして考えると「舌触りがザラザラしている」「食感が均一すぎる」「かんでも肉汁的なうま味を含んだ汁が染み出してこない」といった部分が気になります。



「NEXTカルビ2.1」という名称から「本物の肉を使ったカルビ」の味を想像していると残念な気持ちになりますが、大豆加工食品としてはかなり高クオリティで、焼肉風の味がご飯と相性バツグン。試食した編集部員からは「大豆を原料にした代替肉は豆の香りが気になる場合があるけど、NEXTカルビ2.1は豆の香りをかなり消せている」「分厚くて食べ応えはあるので、豚肉の生姜焼き風の味付けにしたらもっと肉っぽいかも」「本物の肉より安いなら選択肢になるけど、400gで1258円だともう一度買いたいとは思えない」といった感想が得られました。