ラクで悩まない「副菜づくり」3つのポイント。味が簡単にキマる調味料も
雑誌の編集ライターとして活躍するかたわら、家族のためにつくる料理を投稿したインスタグラムのフォロワー数が21.5万人と支持を集めているarikoさん。普段つくっているという、簡単な副菜レシピを紹介。食材や調味料を少し変えるだけで、レシピのバリエーションが広がる副菜づくりのコツも必見です。
考えずに副菜がつくれる3つのポイント
食材や調味料がたりなくても大丈夫。簡単に副菜レシピの幅が広がるarikoさん流3つのコツを大公開。
●ポイント1:食材は同じで“調味料”を変える
同じ食材を繰り返し使うときは調味料でアレンジ。
「和風からイタリアンに変えたりと、お手軽に味変が楽しめます」
●ポイント2:調味料は同じで“食材”を変える
必要な材料が冷蔵庫にないときは、使う食材を変えればOK。
「たとえばコマツナをブロッコリーになど、調味料は同じでも味や食感に変化が出ます」
●ポイント3:副菜で新しい味に挑戦
新しい味に挑戦するなら、副菜からがおすすめ。
「失敗しても、メインおかずじゃないから食事に大きな影響なし。マンネリも防げます」
そろえておくと役立つ!味が簡単にキマる調味料5つ
副菜の味をきめる大事な調味料。arikoさんの副菜づくりに欠かせない、いつもの味を教えてもらいました。
●白だし
うま味調味料感覚で使用。素材の色を生かし、味に深みが出せる。
●だししょうゆ
めんつゆ代わりに。少し甘味があり、野菜料理との相性よし!
●ホワイトバルサミコ
軽やかな甘味でフルーツと相性抜群。ドレッシングづくりにも重宝。
●調味塩
生野菜やおにぎりにかけると味わいが深まる。「ろく助塩」を愛用。
●塩昆布
サラダやあえ物などの味つけに。「まつのはこんぶ」がお気に入り。
あると落ち着く和風味の副菜レシピ
だしのうま味が効いた和風味の副菜は、ほっとなごむおいしさで食べ飽きません。
●コマツナと梅の煮びたし
ほんのり香る梅の酸味であと味さっぱり。
【材料(4人分)】
コマツナ 2束
梅干し 2個
A[だし汁2カップ 酒大さじ2 しょうゆ小さじ2 塩小さじ1/2]
【つくり方】
(1)コマツナは根元に十字の切り目を入れ、流水でよく洗う。鍋に湯を沸かし、コマツナを根元から湯につける。中火で10秒ほどゆでたら全体を湯に沈め、さらに20秒ほどゆでる。冷水に取って水気を絞り、4cm長さに切る。小鍋にAを入れてひと煮立ちさせる。
(2)ボウルに(1)のコマツナを入れ、合わせたAを熱いうちに注ぎ、梅干しを加えてそのまま冷ます。器に盛り、食べるときに梅干しをくずす。
[1人分22kcal]
ブロッコリーやアスパラ、スナップエンドウなどでも楽しめるレシピ。そのときどきの旬の野菜を使うことで、季節感のある副菜に。
●キノコのだしびたし
キノコはミックスすると滋味深い味わいに!
【材料(4人分)】
シイタケ 6枚
シメジ 1パック
エノキダケ 1袋
エリンギ 3本
A[水1カップ 白だし、しょうゆ、みりん、酒各大さじ1]
【つくり方】
(1)シイタケは石づきを除いて2cm幅に切る。シメジは石づきを除いてほぐす。エノキダケは根元を切り落とし、長さを半分に切る。エリンギは大きめに裂く。
(2)鍋にAを入れて中火にかける。煮立ったら(1)を加え、ときどき混ぜながらキノコがしんなりするまで2〜3分煮る。
[1人分35kcal]
日もちするので、常備菜としても大活躍。冷ややっこにかけたり、大根おろしをのせたり、かけそばの具にするなど、万能に使えます。
本記事の一部は『ESSE』に掲載した内容に追加・再構成したものです
計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう