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物価の高騰が続きます。できるだけ食費は抑えたいところ。アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、お総菜を交えた普段の食卓について教えてくれました。

記事の初出は2023年1月。内容は執筆時の状況です。

 

50代、小さな食卓の実例3つ。お総菜を買う方が節約に?

アラフィフ夫婦2人暮らしです。若い頃の夫は大食いで、1回の食事で2人前を食べていましたが、最近は一般的なひとり分の量で満足するようになりました。
食費を計算していて気づいたことは、「食べる量が減ると、総菜を買ってもさほど割高ではない」ということ。
今日は、アラフィフ夫婦が総菜を取り入れた無理のない食事例をご紹介します。

節約=自炊とは限らない。買った方が安いことも

食費節約には自炊が基本。野菜も肉も、食材を買って自宅で料理するのがいちばん安上がりです。でもじつはそれは「たくさん食べる家庭」の場合。
1人暮らしや高齢といった理由で少量しか食べない家庭は、手づくりも総菜もそれほど値段が変わりません。手間と光熱費を考えたら「買った方がお得」になることもあるでしょう。

最近のスーパーやコンビニには100円程度の安いお総菜が並んでいます。最近は単身世帯が増えたせいか、片手程の少量パック、一切れだけの焼き魚など、少ない量のものが簡単に手に入るようになりました。

疲れやすい50代は、どうしても動きたくない日もあるもの。というわけで、わが家は自炊だけにこだわらず、食卓に積極的に総菜を取り入れるように変化していきました。

「買った方が安いもの」「手間のかかるもの」は総菜ですませる

わが家の夫は若いときに比べ食事量が落ち、一人前で満足するようになりました。そうするとお総菜は割高ではなくなります。
以前たくさん食べていたときは、たとえば市販のハンバーグ1個じゃたりない。そうするとハンバーグをさらに買うか、もう一品シュウマイなど別のおかずも買うことに。
ひき肉を購入したら300gでも300円台で買えると考えると、面倒だけど自分でつくろうかなと思います。こうなると総菜は割高に感じられますね。

原材料の値上げに伴って現在は油も粉も高いため、揚げ物を筆頭に一からつくっても節約になりません。
私は夕方に買物に行き、値引きされた総菜やお弁当を買うこともあります。当日に食べるものなら消費期限が迫っていても関係ありませんので、安くなるタイミングを狙うとお得に。

市販の総菜を使った食事例

実際の食事例をお見せします。ある日のランチです。

こちらは、ある日の夕食です。

ちょっとたりないかな? というときは、ポテトサラダ、冷奴、豚汁など少しボリュームある品を添えたり、冷凍シューマイ、から揚げ、ソーセージなどチンするだけで出せる冷凍食品など「すぐ出せるおかず」を出します。今回はつみれ汁でボリュームアップ。

わが家はソーセージ、ハム、練り物は常備していますし、シューマイなどお弁当用の一品も困ったとき用に買いおきしています。毎日ずっと冷凍食品では味気ないですが、たりないときに使うのはアリだと思います。

市販品に具材をたして、ちょうどよい量にアレンジ

また、総菜のほかに、市販のピザをカスタマイズするのがお気に入り。デリバリーは数千円と高いので、市販品のピザにアレンジすると安上がりです。

つくり方は、まずシンプルなスーパーのピザを購入。

上の写真がプレーンなピザです。

タマネギ、シメジ、ちぎったスライスチーズをトッピング。

半分に切って、トースターで焼いてでき上がり。

具だくさんピザに、みそ汁とサラダを添えれば大満足な夕食に。

市販のピザは具が少なく味が濃いので、お好みの野菜などをのせるとちょうどよいです。今回はタマネギスライスとシメジをのせました。
バランスをみてチーズも増量してもよいでしょう。ピザはスーパーで328円でしたので、具材をたしても400円もかかりません。

総菜や冷凍食品でラクして節約

今回は総菜について紹介しましたが、冷凍食品もおいしくて安いものがたくさんあります。
若い頃にがんばって食事をつくっていた人ほど、手づくりしなきゃ! というクセが抜けないと思いますが、安くておいしく、効率のよい方法も。総菜や冷凍食品も気軽に日々の食卓に取り入れてみてはどうでしょう。