今、団地に注目が集まっています。「リノベーションすることで割安感のある好みの住まいになる」「建物がある敷地が広くて緑が豊か」といったことがおもな理由。

築50年ほどの団地をリノベーションして暮らす、料理家・エッセイストの藤原奈緒さんの住まいと暮らしの工夫をご紹介します。家事はさほど得意ではないという藤原さんの、自分に合った工夫が部屋のあちこちに!

押し入れを改装した壁面クローゼットに服をかけて収納

料理以外の家事は、苦手なことも楽しくできる工夫を。「服をたたむのが苦手なんですよね…」と苦笑する藤原さん。そこで洋服はほぼたたまず、押し入れを改装したクローゼットにつり下げ収納。「細かいものは引き出し式の収納ケースにポイポイ入れて」

クローゼットには戸がなく、カーテンで仕切られていて閉めるとすっきり。あけ閉めもラク。

書類は忘れないうちに。リビングに必要なものをまとめて

お店の経営、商品の開発、講演会、料理教室…。仕事は多岐にわたるので、書類仕事もたくさん。アイデアを練ったり思いつきをメモしたものなど紙類がたまりがちです。

「すぐに処理しなきゃいけないものは見えるところに。それ以外はカテゴリー別にファイルボックスに入れて、リビングのそばに置いています」

部屋の仕切り部分にはつくりつけの棚が。上段にアクセサリー類、下段には事務仕事に必要なものをまとめて。同じボックスやフォルダにそろえるだけでも整理しやすく、見栄えもよし。