“老け見え”や“まじめ見え”しがちなメガネですが、選び方次第で、おしゃれな人に見せてくれる強い味方に! 眼鏡と帽子のスタイリスト・里和さんに、「運命のメガネ」の探し方を教えてもらいました。

服を着替えるようにメガネも楽しんで

ESSE読者300人に調査したところ、「似合うメガネがわからない」と答えた人が8割を超えました。でも、メガネスタイリストの里和さんは「正しいかけ方さえ知っていれば、メガネが似合わない人はいない」と断言します。

「メガネはけっして難しいアイテムではありません。しかも、服と同じように、自分の印象を変えるのに役立つうえ、目元の衰えをごまかす効果も」

ファッションやメイクで冒険がしにくい40代以上の女性に、メガネはとくにおすすめなのだそう。

「メガネにはそれぞれ形の特徴や、かけたときの効果があります。それを少し知っているだけで、自分がなりたいイメージに近づくことができるんですよ」

まずはベストなサイズと位置を知ろう

「似合う、似合わない」の決め手となるのは第1にサイズ。鏡を見てしっかり確認を!

●ベストな位置は…瞳がレンズの中心にくるように

黒目のいちがレンズの真ん中か、内側よりのやや上にくるものがベスト。ずれてくる場合はお店で調整をお願いして。横幅がピッタリなのに大きく感じるなら、縦幅が狭めのものを選んで。

●ベストなサイズは…フレームの横幅が輪郭と同じか少し内側

メガネのサイズ選びでとにかく大切なのは「横幅」。メガネをかけたときに、顔の輪郭からフレームがはみ出すくらい大きなものは基本的にNGです。「顔の中」に収まるサイズのものがベスト。

●フレームが大きすぎて間延びした印象に

こちらは、フレームが大きすぎて瞳の下の余白が間延びした印象になっています。合うサイズのものを選べばもっとすてきに見えますね。

なりたい印象に合わせて色やフレームを選んで

基本の選び方を理解したら、いよいよ「なりたいイメージ」に合わせたメガネ選びへ。フレームの色と形の違いで、同じ髪型、ファッションでも印象はがらりと変わります。

●おしゃれな印象にしたいときは…濃色×クラウンパント

数年前からトレンドなのが、直線と曲線がバランスよく組み合わされたクラウンパントという形。「メガネの印象をあえて際立たせる濃いめのカラーを選ぶことでおしゃれ度が上がります」