山田裕貴『君が心をくれたから』での役作りは「太陽である前に人間であることを大事に」
![永野芽郁、山田裕貴](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/1/c160d_782_990d0373_2b422278-m.jpg)
本作は、主人公・逢原雨(永野)が、かつて心を通わせた男性、朝野太陽(山田)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まるファンタジーラブストーリー。渋谷MODIでは8日の20時まで建物入口にドラマのビジュアルが飾られたフォトスポットが設置される。ビジュアルの前ではドラマにちなみ、雨が降る仕掛けも。
ロケが長崎で行われ、「長崎ではたくさんの人がエキストラの人が参加してくださったんです。町全体で応援してくださいました。寒い中、ご家族が近づいてきて、カイロをくださったり、カステラをくださったり。みなさんが街の子供のようにこの作品を思ってくれているのかなと思うほど温かく接してくださいました。その雰囲気が作品にも出ていると思います」と振り返る。
山田も「芽郁ちゃんが演じる雨の表情を見ているだけで自然と太陽でいられた」と撮影を振り返り、「10月くらいから始まって、まだまだ時間があるなと思っていたら、あっという間に前日になっていた。時間を忘れるくらい濃密な時を過ごしていたんだなと思います。ようやく明日見てもらえるのが嬉しいです」としみじみコメント。
山田は「太陽を演じる前から思っていたけど、太陽にもいろいろな顔があるんです。雲が翳っている時もあればそうでない時もある。いつもまっすぐみんなを照らせるわけではない。太陽である前に人間であることを大事にしようって思い演じていました」と役作りを紹介。
続けて「一番は雨ちゃんを大事にしようって心がけました。好きな人と愛する人の違いについて書かれた言葉を読んだことがあって、そこで『好きな人はお花を摘み取るんだけど、愛している人はお花を摘み取らず育てる』といったことが書かれていたのを思い出したんです」と太陽を演じるにあたって影響を受けたという言葉を紹介。「僕は雨ちゃんを摘み取るんではなく、雨ちゃんをずっと見守っていられるようにしようと思いました」と話していた。
永野とは2年ぶりの共演となったが、「今回の撮影で深く知れたかもしれないです」と述べ、「いろいろな話をしたり、真面目な話もくだらない話もできたんです。芽郁ちゃんを知ることができた感じがありました」と嬉しそうに感想を述べる。永野も「今までとは役柄も関係性も違っていて、お互いを知ろうとして気付かずに近い距離で話をしていたと思います。楽しかったです」と振り返っていた。