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 チャイクル・リゼスポル戦の試合後、主審のハリル・ウムット・メラー氏に対する悪質な暴行事件を受けて、拘留されていたMKEアンカラギュチュのファルク・コジャ元会長が釈放された。終了間際の同点弾の後、最後のホイッスルを鳴らしたコジャ氏は、メラー主審の顔面を拳で殴打しピッチに転倒させ、さらに他の関係者もその倒れたメラー氏を足蹴にする様子が見受けられていた。その後に明らかに意識を朦朧とさせながら病院へと搬送された同氏は、診断の結果で頬骨骨折と頭部外傷による治療を受けることになり、すでに無事に退院していることが発表されている。

 コリーナ元審判員やインファンティーノFIFA会長など国内外から怒りを買う結果となっており、またトルコのエルドアン大統領も同様に、この暴力行為を強く非難。またドイツでも先日にデニス・アイテキン審判員が「言葉を失う」と批判しており、トルコサッカー協会はコジャに永久出場停止処分。クラブに対しても約6万3000ユーロの罰金と12月21日のホームゲーム・ハタイスポル戦での無観客が命じられていた。なお今回は保釈金によって釈放されたコジャ元会長は、公判が行われる1月9日まで定期的に担当当局への報告が義務付けられているとのこと。