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2000年のシリーズ誕生以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、“国民的ドラマ”の地位を確立した『相棒』。

再会2年目の“伝説のコンビ”杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が新たな挑戦に乗り出す『season22』は、2023年10月より放送中だ。

そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中。

テレ朝POSTでは新シーズンのスタートを記念し、『相棒』の個性豊かな登場人物たちにスポットを当て、オススメのエピソードとともに彼らの魅力を紹介していく。

今回は、内閣情報官・社美彌子(やしろ・みやこ/仲間由紀恵)を取り上げる。

◆『season22』初回でまさかの銃撃!

内閣官房の情報機関である内閣情報調査室、通称“内調”でトップに君臨する美彌子。いわゆるキャリア組のエリート官僚だ。

『season22』第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」では、そんな美彌子が宗教団体信者に銃撃されるという衝撃的な事件が発生した。

だが一命を取り留めた美彌子は、続く第2話「無敵の人〜特命係VS公安…巨悪への反撃」で、怯むどころか銃撃事件さえ利用し、裏で手を引いていた公安部部長を失脚に追い込む。

さらには、右京と薫に向かって「警察組織を改革するには、私自身が中枢に立つ必要がある。内調のトップなんて通過点でしかないわ」と言い放つなど、したたかな野心家ぶりを見せていた。

◆初登場時から“クセモノ”だった!

そんな社美彌子が『相棒』シリーズに初めて登場したのが、『season13』第1話「ファントム・アサシン」(2014年10月放送)だ。

当初は内閣情報調査室の総務部門主幹だった美彌子。ある事件がきっかけで訪ねてきた特命係と知り合うことになる。

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右京の特徴的なカラーリングの車に対して「オシャレだと思いますよ。まったく私の趣味じゃありませんけど」と強気に発言するほか、殺人事件を防ごうとして特命係を“歯止め”に利用するなど、初登場から美彌子のクセモノぶりが描かれている。

だがスパイの協力者を「金銭と引き換えに祖国を裏切った、いわば売国奴」と切り捨てる愛国心を見せる一方、実は“ある秘密”も隠し持っていて…。

同エピソードでの事件により、その後、一時期は警視庁総務部の広報課長を務めていた美彌子。

広報課長時代には、右京の“前相棒”である冠城亘(反町隆史)が部下として配属されたこともあった。

はたして、野心家の彼女は今後どこまで上り詰めることになるのか?