横浜F・マリノス退任のマスカット監督、就任が噂される3つのクラブとは

2023年12月8日 8時30分

7日に今季限りでの退任が発表された横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督。アンジュ・ポステコグルー監督が作り上げたチームを上手く引き継ぎ、Jリーグの上位を維持することに成功した。

世界的にも評価を高めた彼がどこに行くことになるのか？メディアで報じられてきた3つのクラブを紹介する。

サンダーランド

リーグ：イングランド2部

「glasgowworld」が先日から伝えていたのが、イングランド2部にあたるフットボールリーグ・チャンピオンシップを戦っているサンダーランドだ。

というのも、サンダーランドは先日トニー・モーブレイ前監督を解任したためまだ指揮官不在の状態。何人かの候補の中にケヴィン・マスカット氏が入っていると伝えられている。

伊東純也や中村敬斗が所属するスタッド・ランスのウィル・スティール監督、ニースのアシスタントコーチを務めるジュリアン・サブレなど数多くの指導者が候補だという。

候補は欧州サッカー界では有名な人物が揃っているが、シーズン中ということで時間が差し迫っており、フリーになるケヴィン・マスカット氏が選ばれる可能性は高いと伝えられている。

リーグ：イングランド2部

候補の一つと伝えられていたのがイングランド2部で19位と苦戦しているミルウォールだ。ロンドンの治安が悪い地域を本拠地としており、ファンの過激さはイギリスで最高だと言われるカルトなクラブだ。

そしてケヴィン・マスカット監督は現役時代にこのミルウォールで2シーズンを過ごした経験があり、その荒っぽいプレースタイルがサポーターに愛され、キャプテンも務めていたレジェンドでもある。

ミルウォールは先日ガリー・ロウェット監督が辞任し、その後任としてチェルシーの下部組織で指導していた37歳の若手指揮官ジョー・エドワーズを迎えたものの、それからもなかなか成績が向上せず。

もしケヴィン・マスカット氏が就任するのであればおそらく来年夏、あるいはジョー・エドワーズ氏の解任後となるだろう。

リーグ：スコティッシュ・プレミアシップ

以前大きな話題になっていたのがグラスゴー・レンジャーズ。こちらもケヴィン・マスカット監督が現役時代に所属した経験を持っているクラブだ。しかも2003年には国内三冠という素晴らしい成績を収めている。

『beinsports』などが伝えたところによれば、ケヴィン・マスカット監督は10月にグラスゴー・レンジャーズとコンタクトを取り、指揮官就任に向けた面接に臨んだという。

その際にはフランス人監督フィリップ・クレマン氏が選ばれたことでマスカット氏の就任はなくなったが、レンジャーズはまだセルティックに後塵を拝している状態だ。

今も「もしフィリップ・クレマン氏が今シーズン限りで退任すればケヴィン・マスカット氏が招聘されるだろう」という報道はあり、その場合は来年夏までしばらくの休養を取ることができる。

なお、中国超級リーグの上海海港も彼に興味を持っているという噂があるようだ。