井上尚弥【写真:荒川祐史】

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スパーリングパートナーが称賛

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、12月26日に東京・有明アリーナでWBA&IBF世界同級2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と4団体統一戦を行う。タパレスのスパーリングパートナーは、地元メディアに対し「パンチに驚かされた」と井上撃破の可能性を予感している。

 フィリピンの地元メディア「GMAニュースオンライン」は「マーロン・タパレスのスパーリングパートナーはナオヤ・イノウエ戦の勝利に楽観的」との見出しで記事を掲載。タパレスの練習相手を務めたジョン・ジョン・エストラーダのコメントをこのように伝えた。

「タパレスはとても自信に満ち溢れている。彼のパンチに驚かされた。スピードとパワーがあった」「(井上が)殴り合いを選択すれば不可能なことは何もない。12ラウンド戦い切ったとしても俺はタパレス勝利を予想する。彼は決して手を緩めないし手数も多い。距離を詰めてくるしアグレッシブだからだ」

 エストラーダは17勝(14KO)11敗1分けのフェザー級のボクサー。身長は165センチだ。井上有利の声が多数を占めているが、エストラーダは「(タパレスにチャンスはないと)語る人々は信じない」と反論。「彼は世界2階級制覇王者でハードなトレーニングも積んでいるんだぞ。彼はしっかりと準備を進めていて万全の状態だ。スパーリングで俺が経験したことから言えば、彼はとても強いぞ」とモンスターに警告していた。

(THE ANSWER編集部)