岡山県津山市の菓子製造販売業「やまは製菓」が破産申請したことがわかりました。

東京商工リサーチ岡山支店によりますと、津山市昭和町の「やまは製菓」(資本金3000万円)は、今月(11月)28日に岡山地裁津山支部に破産を申請しました。負債総額は約2億2000万円(2023年4月期決算時点)です。

「やまは製菓」は1897年に創業した老舗企業で、かりんとうを主体にせんべいやおかきの製造を行い、1981年4月期には売上高5億7800万円を計上していました。

しかし、扱い品の人気低迷で売上高は減少、2005年4月期以降は赤字決算が続き、近年は原材料や光熱費の上昇で収益が上がらず、2023年4月期の売上高は2億2400万円で、利益は3100万円の赤字となり、債務超過額は1億3300万円まで膨らんでしました。

後継者が見つからないこともあり、事業停止を決めたということです。