●96コア192スレッドのRyzen、186万円で販売中

Ryzen ThreadripperがZen 4ベースに

AMDから、ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper Pro 7000 WX」、およびハイエンドデスクトップ向けCPU「Ryzen Threadripper 7000」の両シリーズが発表、それぞれ発売が開始された。5nmプロセスの「Zen 4」アーキテクチャを採用。従来の5000シリーズは最大64コアだったが、この7000シリーズでは96コアまで拡大された。

AMDの「Ryzen Threadripper Pro 7000 WX」。新型ソケットを採用している

「Ryzen Threadripper 7000」の製品パッケージ。クーラーは付属しない

今回発売されたのは、以下の各モデル。さすがに気軽に買えるような値段では無いが、96コア/192スレッドの性能は気になるところだ。TDPは全て350W。ソケットは従来と互換性の無い「sTR5」に変わっており、利用には新型マザーボードが必要だ。チップセットは、「WRX90」が7000 WXに、「TRX50」が7000 WX/7000に対応する。

初のTRX50マザーボードはGIGABYTEから

GIGABYTEの「TRX50 Aero D」は、新世代のRyzen Threadripperに対応するAMD TRX50チップセットを搭載するE-ATXマザーボードだ。クリエイター向けモデルとなっており、強力な16+8+4フェーズ電源、USB4タイプC×2ポート、Marvell 10GbEとRealtek 2.5GbEのデュアル有線LAN、Qualcomm Wi-Fi 7などを搭載する。価格は138,000円前後。

GIGABYTEの「TRX50 Aero D」。メモリはレジスタードDDR5を4スロット備える

バックパネルには、DisplayPort入力、10GbE+2.5GbE、USB4タイプCなどを搭載

CorsairからスタンダードなARGB簡易水冷

Corsairの「H RGB」シリーズは、アドレッサブルRGBに対応する「SP120 RGB Elite」ファンを搭載したオールインワン水冷CPUクーラー。ライティングはマザーボード上の5V ARGBピンから制御が可能なモデルとなる。価格は、24cmサイズの「H100 RGB」が16,000円前後、36cmサイズの「H150 RGB」が19,000円前後だ。

Corsairの「H100 RGB」。ファンはブレード全体に色が広がって鮮やかだ

こちらは「H150 RGB」。水冷ブロックにも13個のARGB LEDを搭載している

●今週はお手頃PCケースの新モデル

ファンが付属しない廉価版ミドルタワー

Corsairの「5000D Core Airflow」は、フロントとトップにメッシュパネルを採用し、エアフローに優れるミドルタワーケース。3.5インチベイや付属ファンを省略したバリエーションモデルとなっており、シンプル好きに良さそうだ(ドライブベイは2.5インチ×3のみ)。カラーはブラックとホワイトの2色で、価格は21,500円前後だ。

Corsairの「5000D Core Airflow」。サイドパネルは強化ガラス仕様だ

裏側には25mmの配線用スペースを確保。ケーブルをまとめて配置できる

ピラーレス仕様で安価なmicroATXケース

Zalmanの「P30」は、microATXケースとしては貴重なピラーレスモデル。アドレッサブルRGBファンを標準で3つ搭載しており、ケース内を鮮やかに見せることができるだろう。microATXケースながら、最長42cmの大型グラフィックスカードに対応。まず入荷したのはホワイトモデルで、価格は14,000円前後だ。ブラックモデルは12月1日の発売予定。

Zalman「P30」のホワイトモデル。サイドのファン2個は吸気用となっている

電源やドライブベイは背後に隠されており、正面の見た目をスッキリできる

可愛いイラストのお土産用キーキャップ

FILCOの「お土産キーキャップセット」は、日本の民芸品などが印刷された交換用キーキャップ。外国へのお土産のほか、自分で使っても楽しくて良いだろう。ツクモでの価格は1,980円。また、毎年恒例の「カレンダーキーキャップセット2024」(13個入り)もあり、手元で日付を確認できるのは便利そうだ。こちらは1,320円となる。

FILCOの「お土産キーキャップセット」。こちらのイラストの9個が付属する

こちらは「カレンダーキーキャップセット2024」。祝日の有無で2種類がある

4K/60Hz録画対応の安価なHDMIキャプチャ

RACEN(センチュリー)の「CRC-GVCAP05」は、USB3.2接続の外付けビデオキャプチャだ。4K/60Hzの録画が可能なほか、VRR(可変リフレッシュレート)のパススルーにも対応。価格は20,000円前後に抑えられており、入門用としても良さそうだ。簡単に配信・録画ができる専用ソフト「ezcap Link」が付属。「OBS Studio」などの配信ソフトも利用可能だ。

RACENの「CRC-GVCAP05」。録画しながらの高画質なゲームプレイが可能だ

HDMIのほかオーディオ入出力端子も搭載。映像に音声をミキシングできる