またドヨンは「今から披露するステージは、僕たちのもう1つの愛称である“男性重唱団”の時間だ。歌を聴きながら一緒に落ち着いた雰囲気を楽しんでもらいたい。1番目の曲は『おやすみ 僕の月光』」と紹介し、「Gold Dust」の歌詞を引用して次のセクションに移った。

「Gold Dust」で始まったバラードセクションは、幻想的なムードが漂うプロジェクションマッピングと半透明スクリーンを活用して雰囲気を強調した。テヨン、マークのラップメイキングおよびコンサートバージョンの編曲が加わった「Fly Away With Me」と「Misty」「Love is a beauty」などの曲が順に公開されるたびに、ファンはペンライトを左右に振りながら応援した。

しかし、落ち着いた雰囲気はレッドの衣装に着替えたNCT 127の登場で急変した。「Simon Says」から「Tasty」「Favorite(Vampire)」まで、強烈でユニークなパフォーマンスを連続で披露した。特に「Favorite(Vampire)」は、オーケストラ編曲バージョンで特別な雰囲気を倍増させた。

最後のセクションを控えてドヨンは「1つ約束しよう。今撮影している携帯電話を下ろして、とは言わない。その携帯電話に自分の声が入るほどのテチャン(歌に沿って一緒に歌うこと)をお願いしたい」と呼びかけた。大きな声で恩返ししたファンたちは、ドヨンとの約束を守った。「英雄; Kick It」「2 Baddies」「Fact Check(不可思議)」などのヒット曲パレードに、会場はあっという間にテチャンに包まれた。

続いて、アンコールセクションを控えて、VCRを通じてファンを撮影する時間を設けた。ファンたちはうちわやiPad、プラカードなど様々な応援グッズで自分たちの気持ちを込めて伝え、時には笑いを、時には感動を与えた。これに恩返しするように「Angel Eyes」と共に再び登場したNCT 127は、ファンたちが決めてくれたドレスコードに合わせて“青青(上下をデニム素材アイテムで着ること)ファッション”に着替えた。ファンたちも「Pandora's Box」のライブで、「一生ウリチル(うちの127の略語)します。そうしなさい。では♥」というスローガンを持ち上げて、もう一度気持ちを伝えた。

アンコール曲まで終えた彼らは、ファンとフォトタイムを行った。視野制限席の観客が撮れないでいると、彼らは張り出しステージを1周しながら動画で客席を撮影した。また彼らは冬のアルバムのスポイラー(ネタバレ)のため集まった後、「温かく抱きしめて」と歌詞の一部を公開した。

ライブの最後にメンバーは1人ずつ感想を述べた。まずドヨンは、コンサートを企画したすべての人々への拍手を頼みながら「6日間もコンサートできるのは、ファンの皆さんが送ってくださった愛のおかげだと思う。毎日感謝の気持ちを込めて、最後の日まで一生懸命に準備した姿を見せたい。最後まで一緒にいてほしい」と感謝の言葉を伝えた。

ジョンウは「今日はミスしてはいけない、という気持ちでオープニングの『Punch』から走ってきた。メンバーたちと各セクションが終わるたびに、力を合わせて次のセクションではもっとかっこいい姿を見せようと言ったことを思い出す」とし「皆さん一人一人の目を近くで見たら、吸い込まれそうだった」と笑顔を見せた。

続いてユウタは、負傷で参加できなかったテイルに言及して「彼の存在がどれだけ大きいか再び感じたし、僕をはじめとする8人でその空席を埋めることができるか悩んだ。僕たち8人に拍手をお願いしたい。特にドヨンとヘチャンが1番頑張った」と述べた。

そして「さきほど、今日はここが韓国で1番熱い場所になってほしい、と言ったけれど、『英雄; Kick It』から『Fact Check(不可思議)』まで、イヤモニを着用していても皆さんの声が聞こえた」とし「大きな力になったし、なんでもできそうだった。今日のこの瞬間が皆さんの心の中にも残ってくれたら嬉しい。どんな瞬間でも構わない。なんでも残ってほしい。そうなったらこのライブは成功したと言える」と願いを伝えた。