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 スペインの最高スポーツ裁判所TADは、ジェニ・エルモソ選手に対する同意なキス行為と、決勝後にみせた猥褻な行為の2件について、それぞれ1年半の資格停止処分を言い渡した。

 2023年ワールドカップ決勝にて同氏は、優勝後にスペインのレティシア女王と16歳の娘ソフィアの見守る中で、スタンドにて股間を掴む行動をみせており、のちにインタビューになかで「本当に恥ずかしい行為」と9月なかばにコメント。「あのような行動はとるべきではなかった。申し訳ない」と述べている。

 そして8月31日にTADはこれら2件に関して懲戒手続きを開始。2度ルビアレス氏には意見陳述の機会があり、制裁は「不適切」で「不当で恣意的な」要求に基づくものであると主張。またエルモソ選手とのキス行為は同意があったものと主張していたのだが、選手側はこれを明確に否定。

 数ヶ月にもおよぶ騒動の末に最終的には、ルビアレス氏はスペインサッカー連盟会長の職務を失い、10月にはFIFAから3年間の資格停止処分がすでに言い渡されている。