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 既報通り2034年のワールドカップは再び中東で、今回はサウジアラビアにて開催されることが、ジャンニ・インファンティーノFIFA会長がインスタグラムで明かした。4年ごとに開催されるワールドカップでは各大陸の協会を平等に扱うというFIFAのスタンスにより、この大会で応募できるのはアジア、オセアニア地域のみとなっており、オーストラリアも候補として名前があがってはいたものの、最終的に10月末日までに申し込みは取り下げることを判断。そのためサウジアラビアが唯一の候補者として確定して形だ。

 2026年には北中米大会(米国、カナダ、メキシコ)、2030年にはアフリカと欧州(モロッコ、スペイン、ポルトガル)に加えて南米でも3試合記念試合が開催(アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)。そして今回のサウジアラビアと「3つのワールドカップで5つの大陸、10カ国が参加するということで、まさにサッカーはグローバルなものといえるだろう。ますます不安定になっているこの世界にあって、サッカーが主要なスポーツとして世界を団結させることができる、類をみない世界観を示したものだ」と胸を張った。ただ1年前に開催されたカタールと同様に、今回サウジアラビアに関してもそのあたりは微妙な話であり、とりわけ人権問題についてはたびたび批判にさられている問題だ。

イスラエル代表、ハンガリーでホーム戦2試合を開催

 その一方でUEFAは火曜日に、イスラエルがブダペストの西およそ20キロにあるフェルクスート、プスカシュアカデミーのパンチョ・アレーナにてユーロ予選2試合、スイス代表戦(15日)とルーマニア戦(18日)を、ホーム戦として開催することを発表した。ハマスのテロによって現在イスラエル国内では試合を開催できる状態ではないことが理由であり、観客は入場できるが4000人未満。なお先月2試合が中止されていることもあって、今月は前述の2試合に加え12日にコソボで、21日にはアンドラでもそれぞれ試合を行う