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 スペインサッカー協会ルイス・ルビアレス元会長に対して、2023年女子ワールドカップで行った暴行によって、FIFAは3年間の謹慎処分を命じる判断をくだした。これは月曜日に明かされたもので、その範囲はスペイン国内外にわたるサッカー関連活動すべてに適用されるとのこと。今回の処分はFIFA規律委員会によって決議されている。なおルビアレス氏側は10日以内に判決に対する正当な理由を書面で要求することが可能。申請が成功した場合は、その後公開され、またこの決定に対してはFIFA控訴委員会に上訴することもできる。

 ルビアレス氏は今年8月20日にシドニーで行われた女子ワールドカップ決勝でイングランド代表を下し、初優勝を果たした女子代表選手たちをメダル授与式で1人1人で迎え、その中でジェニファー・エルモソ選手の頭を両手でつかむと唇へおもむろにキスしていた。その後エルモソ選手はこれは同意ではなかったことを強調し、ルビアレス氏は悩みながら謝罪。役職の辞任については否定していたものの、国内外における厳しい非難を受けて最終的に辞任しており、FIFA側からはひとまず、90日間の謹慎処分が下されていた。