大谷翔平「750億円」ドジャース移籍「ほぼ決まり」で“先輩”石井一久の妻・木佐彩子が新生活アドバイス
7月におこなわれたドジャースとの試合で、マックス・マンシー選手に絡まれる大谷翔平(写真・アフロ)
「現地では、来季は“青”で決まりだとされています」
MLB・ワールドシリーズが終了した翌日にFAとなる大谷翔平。冒頭のとおり、その動向が「ほぼ固まった」と語るのは、現地紙記者だ。
「一時は、残留ムードもありましたが難しいでしょう。エンゼルスは今季、大幅な戦力補強をしましたが、怪我人が相次ぎ、プレーオフに進出できませんでした。金銭的にも限界です。怪我で今季わずか43試合しか出場していないレンドンには、2024年から2026年までの3年間で約170億円を払わなければいけないし、チームの顔でありながら3年連続で怪我をしているトラウトにも、2030年までの7年間で約372億円を払う必要があります。そういう状況下で、エンゼルスが大谷に対して750億〜800億円とされる大型契約を提示することは無理。移籍は間違いないですよ」(現地記者)
そしてその最有力候補が、ロサンゼルス・ドジャースなのだ。メジャーリーグアナリストの福島良一氏はこう語る。
「ドジャースは資金が潤沢で、大谷サイドが望む金額が支払えます。ここ11年間で10度、地区優勝を果たしている強豪ですが、2023年はプレーオフの初戦で敗北。チーム全体に“戦力を増強すべし”という機運が高まっており、大谷獲得に追い風が吹いています」
実際、現地の有名記者らも、次々と“ドジャース行き”を報じている。
「大谷について、『ロサンゼルス・タイムズ紙』のマイク・ディジオバンナ記者は『移籍すると思う。完璧にフィットする』と言っていますし『USA TODAY』の有名記者、ボブ・ナイチンゲール氏は『ドジャースの今冬ナンバーワン・ターゲット』と評しています」(前出・現地記者)
アナハイムにあるエンゼルスの球場から北西に約50km。ロサンゼルスのど真ん中に本拠地を構えるドジャースに移籍することで、大谷の暮らしぶりはどう変わるのか。2002年に、夫・石井一久氏の移籍に合わせ、3年間の“ドジャース生活”を経験した“先輩”であるフリーアナウンサーの木佐彩子氏に話を聞いた。
「主人は評論家時代に、二度ほど大谷さんを取材したことがあるそうですが『人間としてもしっかりしている』と絶賛していましたよ。私の経験から言えるのは、ロサンゼルスでの生活は最高だということです」(木佐氏・以下同)
ファン、気候、球団のサービス……。どれを取ってもいい思い出ばかりだという。
「気候は、いつもカラっとしていて暖かいですね。太陽をいっぱい浴びているせいか、とにかく人が優しくて明るいんです。主人はその後、メッツに移籍しましたが、同じMLBでもニューヨークは、成績が悪いと打席に立つだけでブーイングされるなど、手厳しいですよ。ドジャースは、主人と街を歩いていても『石井だ』とわかってもサインや写真を求められることはなく、『グッジョブ』と声をかけられるくらい。ファンが選手のプライベートを重視し、リスペクトしてくれるんです。日本食レストランが多いのもいいところです。私がいたころは通称“お魚おじさん”という、トラックで鮮魚を売ってまわるお店があり、いつも新鮮なお刺身が食べられました」
球団のサービスも桁違いだ。
「クラブハウスには試合後、フルコースの豪華な夕食がバイキング形式で用意されるんです。私は和食を食べさせてあげたいので夫は利用しませんでしたが、ぜひ味わってほしいですね(笑)。それからビジター戦に行くためのチャーター機には、家族はもちろんフィアンセも同乗できますよ」
“大谷クラス”であれば、さらに至れり尽くせりだ。
「選手に実力があるという前提ですが、球団や代理人に言えば『なんでもやってくれる』といった感覚です。契約条項の中には、妻にも通訳をつける、車を支給する、飛行機のチケット代何往復分……など、いろんなことが含まれています。1年めは、マンションも球団に用意してもらいました。私たちはその後、海辺の素敵な家に一目惚れし、自分たちで買ったのですが……。大谷さんならもっとすごいでしょうね。私が唯一、要求したのは、子どものために24時間診てくれる病院の確保。大谷さんにもおすすめします(笑)」
実際、MLBでは子育てへのサポートも手厚い。
「場内に託児所があり、預かってもらえます。子ども用のベッドが置かれ、子どもの名前が書かれた専用ロッカーまで完備されています。家族ができてもばっちりですよ」
移籍に合わせて、入籍もアリか!?