KRY山口放送

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 理科教育に基づく中高生のコンクール=『日本学生科学賞』の表彰式が27日、開かれました。山口県の審査では4つの作品が入賞しています。

『日本学生科学賞』は理科教育の振興を図るため、昭和32年=1957年につくられた中高生を対象としたコンクールで、67回目のことしは県内で、2万5200点の応募がありました。

 中学生の部で最優秀賞を受賞した中学1年生=杉村 光彬さんはナガトサンショウウオの繁殖について研究。

 およそ20匹のナガトサンショウウオを自宅で飼育しているという杉村さん。

 飼育している個体と自然の中で育った個体の繁殖を比較したところ、自宅で飼育している個体の方が『繁殖が難しい』という結果が出たそうです。

(深川中学校1年 杉村 光彬さん)
「メスには相性の合うオスが必要なのではないかまたオスもメスも繁殖地で繁殖を見て学び上達していくのではないか」

 高校生の部は2年連続で高川学園高校が最優秀賞。科学部の5人が病気にかかったオオサンショウウオに関する研究をしました。

(高川学園高校2年 小田 杏奈さん)
「去年よりも喜びが増した気がします」「もっと詳しくこれからも研究していきたい」

優秀賞に輝いた周南市の岐陽中学校2年=湊 十和花さんと山陽小野田市の厚狭中学校3年=奥田 拓海さんを含めた4つの入賞作品は来月、全国審査に進みます。