「美味しくてコスパ最強な海鮮丼をお腹いっぱい食べたい!」

そんな贅沢を叶えにやってきたのが、東京スカイツリーのふもと、東京ソラマチの中にある「ニダイメ野口鮮魚店」である。

「ニダイメ野口鮮魚店」の爆盛りコスパよしな豪華海鮮丼を実食

実はこちらのお店、母体がなんと60年以上も続く豊洲市場のマグロ専門卸売問屋。鮮魚店にイートインスペースを設け、海鮮丼専門店として墨田区・本所吾妻橋でオープンしたのが「野口鮮魚店」。

東京ソラマチの中にある「ニダイメ野口鮮魚店」

そして、海鮮丼に加え、居酒屋メニューも楽しめる業態としてオープンしたのが「ニダイメ野口鮮魚店」なのである。ここソラマチ店は、2021年3月26日にオープンした。

市場に店主自らが出向き、食べて「本当に旨い!」と思ったマグロと鮮魚を提供しているとのことで、期待に胸が高まる。

○■メニューを見るだけで心が踊る

気になるメニューはこちら。

メニュー表

まず驚くのは、海鮮丼の華やかさと種類の多さ。基本的にほとんど全て、丼から海鮮がはみ出ている。

次に、丼のネーミングのインパクト。

「ブリブリ!大玉ホタテと生サーモンの親子越え丼DX」

「野口にとってこれは普通の並ちらし」

「野口海鮮大漁神輿丼 極 元気盛り盛りフルMAX」

メニューを眺めているだけでこんなにわくわくすることがあるだろうか……

悩みに悩んだ挙句、店員さんより「やはりうちの一番の推しはマグロだよ!」というお声をいただき、生ウニ・本マグロ・自家製イクラが乗った「うまい丼DX」をオーダー。

その他、完全に見た目とメニュー名に心打たれた「でっけえーのに旨いシャケ丼〜イクラのナイアガラ〜」と、店員さんイチオシのおつまみという「刺身用生アジフライ」も合わせてオーダーしてみた。

○■ウニ・マグロ・イクラの三重奏! 「うまい丼DX」(2,728円)

待つこと数分、やってきたのは、ごはんが見えないほどギッシリとつまった、丼からあふれるマグロの切り身!

「うまい丼DX」(2,728円)

なんと、海鮮丼なのに握り寿司も入っているのだ。こちらは本マグロのトロ。脂がしっかりのっているが、ほどよい甘みとあっさり上質な食べ応えで、全く胸焼けしない。美味しすぎる……!

どうやら店主が丼も寿司もお好きなようで、一度に両方の幸せを満たすために、このようなスタイルで提供しているのだそう。お店には常に“握り”ができる板前さんが常駐しているというこだわりっぷりである。

寿司も入っている

その他にも、天然のインドマグロ、赤身、本マグロのぶつ切り、そして希少部位の炙り串と、多種多様なマグロをこの丼ひとつで堪能できる。

身一つ一つが大きいので、「ごはんが足りなくなったらどうしよう……」と心配になったのも束の間、ごはんもギッシリとつまっている。何も気にせず、口いっぱいにマグロとごはんを頬張れる時間は、至福そのもの……!

やけにごはんが美味しいと思っていたら、お米にもこだわりがあるとのこと。全く抜かりがない。

米にもこだわっているらしい

ウニとイクラも、マグロに負けじとたっぷり入っている。

こんなに贅沢な丼が3,000円以下で食べられるなんて、市場のお店で食べようとしたら、1.5〜2倍の値段になってしまうだろう。「ニダイメ野口鮮魚店」の真骨頂を垣間見た気がした。

○■丼からはみ出るのは、マグロだけではない

続いてやってきた、「シャケ丼」(2,189円)。

「シャケ丼」(2,189円)

デカい、デカすぎる。もはやどう食べたら良いのかわからない。身をほぐそうとすると、大量のイクラがこぼれ落ちてくる。まさにナイアガラである。

シャケは脂がのっており、イクラは大粒で旨味たっぷり。程よい塩味で、ごはんがどんどん進む。

○居酒屋メニューも充実

デカ盛り丼たちへの感動も冷めやらぬまま、「生アジフライ」(1,408円)がやってきた。刺身用のアジを3枚におろし、軽くフライにしているそう。レアなアジフライなんて初めて……!

「生アジフライ」(1,408円)

海鮮系はフライにすると、衣の味やソースの味しか感じなくて残念……という経験も多々ある筆者だが、これはアジの旨味が際立っている。レアなので、お刺身のような感覚でわさび醤油と一緒に食べても美味しい。

衣も薄く、アジの身が分厚いので、食べ応え抜群である。お酒が飲める方もそうでない方も、ぜひ一度ご賞味いただきたい一品だ。

○■自宅でも鮮度抜群の海鮮を楽しめる

「ニダイメ野口鮮魚店」では、多くのお惣菜も販売されている。もちろん、海鮮丼のテイクアウトも可能だ。

地元の方はもちろん、浅草や東京スカイツリーの観光帰りにも、ぜひお立ち寄りいただくことをおすすめしたい。



テイクアウトも充実

贅沢な海鮮丼を手頃な価格でお腹いっぱい食べられる「ニダイメ野口鮮魚店」。墨田区が誇る海鮮丼の名店の味を、ぜひ一度お試しあれ!

塚田萌 つかだめぐみ この著者の記事一覧はこちら