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 火曜日に行われたドイツ杯初戦、プロイセン・ミュンスター戦にてバイエルン・ミュンヘンは、センターバック完全不在という異常事態で試合に臨むことを余儀なくされた。これはまさにトゥヘル監督自身が危惧していたことであり、市場閉幕時には。「我々は選手層としては薄くなっている。良いメンバーは揃っているが、ただポジションによっては少し勇気が必要だね」とコメント。

 そしてこの日はキム・ミンジェが大腿の打撲のため、ダヨ・ウパメカノは内転筋の問題のため、そしてマタイス・デ・リフトは膝の打撲のために、それぞれ出場を見合わせたことから、これによりトゥヘル監督は右SBのヌゼア・マズラウイと、MFのレオン・ゴレツカをCBとして起用した。

トゥヘル監督、「受け入れてくれて嬉しかった」

試合後トゥヘル監督は「レオンはフィジカルに長け、ライン際のスピードもあり、明確なビルドアップもできる。その位置は今回の役割と同じものだったからね」と説明。マズラウイについても「ポジショニングと空中戦」に賛辞をおくり、「よくやってくれた。決して容易なことではない。もうないように願いたいが、ただ今回2人はこれを受け入れ「一緒に解決していきましょう」といってくれたのは嬉しかった」とスカイに明かしている。

ご機嫌のゴレツカ

またフロイントSDからも「本当に素晴らしく、全て空中戦でクリアし、パスワークもよく、完全なリーダーで、初めてのプレーをは思えないほどだった」と絶賛を受けたゴレツカは、「実はボーフム時代の旧友でCBやってる人に質問してね、そこでの助言は「ボールは外に出して良いよ」ってことだったんだけど、あまり間に受けなかったよ」と笑顔でコメント。「週末までには選手たちのコンディションが戻ると確信している」と述べ、「今回は試合が落ち着いていたから助かったんだ」と総括した。

テニスボールで抗議、試合が2分間中断

 またこの日は開始30分すぎにバイエルンのサポーターから、大量のテニスボールが投げ込まれている。これは8月のドイツ杯初戦直前にDFBスーパーカップを行ったために、参加したバイエルンとライプツィヒは1ヶ月半後の平日開催となったことに抗議したもの。ただ対戦相手ミュンスター側としても日程には不満のようで、まだバイエルンのエンジンがかかっていなかった8月の対戦を希望していたことをヒルドマン監督は明かしている。「ブンデス3部は既に開幕していたからね」