5対5のタクティカルFPS「VALORANT」の、公式世界大会「VALORANT Champions 2023」の決勝戦が2023年8月27日に行われ、アメリカのプロeスポーツチームであるEvil Geniuses(EG)が優勝しました。賞金総額225万ドル(約3億3000万円)にもおよぶVALORANT Champions 2023の決勝戦には、イーロン・マスク氏が観戦に訪れていたのですが、この中で「Twitterを返せ!」と会場からブーイングを浴びることになったと話題になっています。

Elon Musk trolled by Valorant fans chanting ‘Bring back Twitter’ - Polygon

https://www.polygon.com/gaming/23849085/elon-musk-valorant-champions-tournament-boos



Elon Musk Greeted at Valorant Tournament With Boos, Chants of 'Bring Back Twitter' - IGN

https://www.ign.com/articles/elon-musk-greeted-at-valorant-tournament-with-boos-chants-of-bring-back-twitter

日本のZETA DIVISIONも参戦したVALORANT Champions 2023の決勝戦が、2023年8月27日にアメリカ・ロサンゼルスで開催されました。VALORANT Champions 2023では元アルゼンチン代表サッカー選手のセルヒオ・アグエロ氏が自身のeスポーツチームであるKRÜ Esportsの観戦に訪れたことでも話題となりましたが、決勝戦にはあのイーロン・マスク氏が観戦に訪れていたことが明らかになっています。

会場を訪れたマスク氏の様子。息子と一緒にやってきた模様。





VALORANTでは2つのチームが攻守に分かれてマップ上に爆弾を設置し、アタッカー側は爆弾を起爆させれば勝利、ディフェンダー側は爆弾を設置させない、あるいは設置された爆弾を解除できれば勝利というラウンドを13本先取で行い、先に13勝した方が1マップ勝利となります。VALORANT Champions 2023の決勝戦はBO5(3マップ先取した方の勝利)形式で行われ、アメリカのEGとシンガポールのPaper Rex(PRX)が戦いました。

決勝戦の日本語解説付きのフル動画は以下から視聴可能です。

PRX vs. EG - VALORANT Champions - Grand Final Day 16 - YouTube

EGとPRXがそれぞれ1マップずつ勝利したあとの3マップ目、10対5とEG優勢の場面、ラウンドとラウンドの合間に流れるリプレイ後に公式配信が会場を訪れていたマスク氏の姿(上記動画の4時間17分15秒辺り)を映しました。すると、ラウンド開始後に会場から「Twitterを返せ!」というブーイングが鳴り響くという事態に発展しました。

「Twitterを返せ!(Bring back Twitter!)」のブーイングが鳴り響いた瞬間の切り抜き動画が以下。





「Twitterを返せ!」とブーイングされるマスク氏の様子はすぐにXやTikTokで拡散されることとなりました。

海外ゲームメディアのPolygonはVALORANTの開発元であるRiot Gamesの代表者にコメントを求めましたが、記事作成時点で返答は得られていません。

なお、VALORANT Champions 2023の決勝戦で起きたマスク氏へのブーイングは、同氏がTwitterを買収してXに改名したことに対する反発からであることは明らかです。なお、XやTikTokで拡散されているこのブーイング動画のコメント欄には「マスクは次はVALORANTを買収しようとしているようだ「VALORANTをVにするつもりみたいだ」といったコメントが寄せられています。