名門リバプールに電撃移籍した遠藤。加入翌日、ほとんどぶっつけでデビューを果たした。(C)Getty Images

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 8月19日に開催されたプレミアリーグ第2節で、遠藤航が新加入したリバプールは、ボーンマスと本拠地アンフィールドで対戦。3−1で快勝し、今シーズン初勝利を収めた。

 前日にシュツットガルトからの電撃移籍が発表された遠藤は、早速ベンチ入り。すると、58分にアレクシス・マカリステルが一発退場となった後、63分から途中出場し、新天地デビューを飾った。

 英紙『Mirror』によれば、30歳の日本代表MFは試合後に、激動の数日間を回想。「チャンスがあると知ったのは3、4日前だった」と明かした。

「とても早かった。週の初めはブンデスリーガでプレーする準備をしていたのに、週の終わりにはここアンフィールドで大勢のファンの前でプレーしている。クレイジーだよ!」
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 ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョという実績十分なMFが退団したリバプールは今夏、ブライトンの俊英モイセス・カイセドをターゲットに据えていたが、チェルシーとの獲得競争に敗れた。

 遠藤は「正直なところ、僕はリバプールが中盤の選手を求めていて、6番を探しているというニュースを追っていたんだ!」という。

「カイセドはリバプールに行くもんだと思っていたよ。だから彼がチェルシーに行った時、『もしかしたら』と思ったんだ。ヘンダーソンとファビーニョが他のクラブに移籍したから、チャンスがあるかもしれないとね。あっという間の出来事だった。迅速な決断を迫られたよ。でも実際、プレミアリーグでのプレーは常に僕の夢だったから、ノーの選択肢はなかった」

 加入翌日の緊急状況に関しては「僕は経験豊富な選手なので、このような状況でも受け入れて対処しないと」と言いつつも、「ハードだった...でも、僕にとっては特別な経験だった!」と笑う遠藤。ドイツ時代のようにディエルを制し続け、イングランドでも大輪の花を咲かせられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部