「エンドウは知られざるスターだ」電撃加入が迫る遠藤航はリバプールの“最適解”!? 英識者が説いた可能性

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急転直下で舞い込んだ遠藤のリバプール移籍の一報。その去就は海外でも大きな話題となっている。(C)Getty Images

 急転直下で契約が迫っているようだ。

 現地8月16日、伊衛星放送『Sky Sports』のファブリツィオ・ロマーノ記者をはじめとする複数の海外メディアは、リバプールがシュツットガルトに所属する遠藤航の獲得に近づいていると一斉に報じた。

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 文字通り驚きの一報だった。各国のありとあらゆる移籍情報に精通するロマーノ記者が自身のSNSで「私も情報を得たときには驚いた」という遠藤のリバプール移籍の情報。確度が高いとされる米スポーツメディア『The Athletic』では、移籍金1900万ユーロ(約30億円)で交渉が進んでいるとも報じられた。

 2018年の夏に浦和レッズからベルギーのシント=トロイデンに加入して5年。日進月歩で声価を高めてきた遠藤のメガクラブ移籍の可能性は、欧州でも小さくない話題となっている。

 英紙『The Guardian』や『Daily Mirror』などに寄稿しているハンガリー人記者のベンス・ボシャク氏は「私はエンドウが大好きだ。彼はワールドカップでもとても良いプレーをしていた。リバプールにとって貴重なオプションであり、確実に良い戦力になる。中盤のエネルギーと経験をもたらすだろう」と指摘。今夏にブライトンへと退団した元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーの代役になりえるとした。

 また、英スポーツ専門局『BT Sport』などでコメンタリーを務めているダン・オハガン氏も「エンドウはブンデスリーガで最も知られざるスターの一人だ。絶対的な走力を持つ怪物であり、他の追随を許さないエンジンでもある」と遠藤のポテンシャルを称賛。そして、こう持論を寄せている。

「パスを無駄にすることはめったになく、天性のリーダーでもある。そして彼は重要なゴールを量産するタイプでもある。控えめなシュツットガルトというチームにあって、非常に優秀な成績を収めたと言えるだろう。彼はリバプールにとって大きな戦力となる」

 今夏にリバプールはファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンといった中盤の核となる選手が相次いで退団。さらにトップターゲットに据えていたモイセス・カイセド(ブライトン)もチェルシーとの争奪戦に敗れる形で獲り逃していた。

 そうした状況下だけに、マルチタスクをこなせる遠藤はチームにとって大きな戦力になる。濃厚視されている正式発表を待ちたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]