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開幕戦でゴールを決めた久保。今季もレアル・ソシエダの主軸として活躍してくれそうだ(C)Getty Images

 開幕を迎えたラ・リーガ2023‐2024シーズン、レアル・ソシエダの久保建英は初戦のジローナ戦でゴールを決め、はやくもインパクトを放った。2季連続となる開幕戦での得点で好調ぶりをアピールし、クラブ在籍2シーズン目も上々のスタートを切っている。

 久保は開幕前にサウジアラビアのアル・ヒラルやセリエAのナポリからの獲得オファーが報じられ去就が注目を集めたが、現在もレアル・ソシエダのユニフォームで新シーズンを迎えている。

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 その中で、現地時間8月15日(日本時間16日)、古巣であるレアル・マドリー専門メディア『DefensaCentral』が久保についてのトピックを配信。実際に海外クラブからオファーがあった事実や、現在もレアル・マドリーが久保に対して強い関心を示していることなどを伝えている。

 同メディアは、久保の保有権の50%を持っているレアル・マドリーとの関係に言及。「この日本人はトゥスリウルディン(レアル・ソシエダ)の一員ではあるが、青と白の『14』はまだレアル・マドリードの『所有物』である」と主張している。

 さらに「今夏の移籍市場でアル・ヒラルやナポリからのオファーが失敗に終わったのはそのためだ」として、両クラブからのオファーがあったものの、久保本人の意思や、移籍金なども含め、レアル・マドリーの影響も少なからず関わっていたことにより、交渉を打ち切ったことも記されている。

 他にも「レアル・マドリーは、タケフサ・クボがレアル・ソシエダでその才能を発揮し、リーガ・エスパニョーラのトッププレーヤーになることを期待して監視を続けている」と指摘。続けて「それまでは、レアル・マドリーは毎試合、彼のプレーに注目し続け、移籍を阻止するため、できる限りのプレッシャーをかけながら、彼を母国から離さないだろう」として、国外クラブへの流出を防ぎ、将来的にレアル・マドリーに復帰させる考えであると綴っている。

 今後、プレーヤーとしてさらに成長を遂げ、クラブ、そして日本代表でも中心になることが期待される久保にとって、古巣であるビッグクラブの存在は、これから先のサッカー人生に小さくはない影響を及ぼすこととなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]