かつてマドリーで名コンビを形成したC・ロナウド(左)とベンゼマ(右)。現在は揃ってサウジでプレーする。(C)Getty Images

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 元ナイジェリア代表のマイケル・エメナロ氏が、自身が選手獲得担当のフットボール・ディレクターを務める、サウジアラビア・プロリーグ(SPL)の今後について語った。英紙『Mirror』が8月9日付けで伝えている。

 同リーグにはクリスティアーノ・ロナウドをはじめ、カリム・ベンゼマ、サディオ・マネ、エヌゴロ・カンテといった30歳を過ぎたスーパースターが続々と参戦している。ただ、ベテランに絞っているわけではなく、キリアン・エムバペやヴィクター・オシメーン、久保建英ら全盛期をこれから迎える選手にもメガオファーを送っている状況だ。

 エメナロ氏は「SPLの選手獲得は、年齢に関係なく、最高の選手を引きつける部分に重点を置いている」と言う。

「ロナウドはワールドクラスの選手だ。38歳になってもトップレベルのスーパースターだ。しかし、次に契約したのは3歳年下のベンゼマだ。それより若い(リャド・)マハレズがいる。26歳のルベン・ネベスもいる。だから、ここが引退の地になるという結論に人々が飛びつくのは早すぎると思う」
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 チェルシーとモナコでも要職を務めた58歳はさらに、「バイエルンがトッテナムのハリー・ケインと契約しようとしている。サウジアラビアのクラブがそれに匹敵するような動きを見せる可能性はあるか?」と問われると、こう答えた。

「サウジアラビアのプロリーグは、偉大なケインのような選手も含め、全ての人を歓迎するために設立された。どんな選手であれ、我々は受け入れる準備ができているのだから、遠慮する必要はない」

 サウジリーグの幹部は、今が旬のスター獲得にも意気込み十分の様子だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部