シンガーソングライターの今井優子さんのシティポップの名盤「DISCLOSE」が最新リマスターで再リリースされる。7月11日の「くにまる食堂(文化放送)」では、29年前に「DISCLOSE」をリリースした当時の思い出を語ってくれた。

邦丸「夏のイメージがあるアルバムですけど、今井優子さん自身、夏はあまり好きじゃないんですよね?」

今井「そうなんですよ。私、湿度に弱くて、だから部屋もずっとドライかけっ放しで」

邦丸「このDISCLOSEは、29年前のアルバムです」

今井「そうなんですよね」

邦丸「ジャケット写真なんか見てみると29年前って感じですよね」

今井「(笑)でしょう。あと歌を聴き返すと、もっとここ、こういう風に歌えば良かったとか、ピッチ悪っ!とか、そういうの凄くあるんですよね」

邦丸「セルフプロデュースですから、そういった意味じゃ今井優子さんの今のシンガーソングライターのキャリアの中でも大きなポイントではあるわけですよね?」

今井「そうですね。シンガーとしてデビューして、それまでは『こういう曲歌って』って言われていたんですけど、素晴らしい音楽家の方と知り合うことで刺激を受けて、自分で曲を作りたいなと思ってた時に角松敏生さんに背中をポーンと押していただいて曲を書くようになったんです。その後、初めてセルフプロデュースしたアルバムなんですね。それまでは自分がやりたいことがなかなか出来なかったんですよ」

邦丸「はい」

今井「でも、これは私がこういう歌を歌いたいんだとか、こういう曲を作りたいんだっていうのが全て凝縮されてるアルバムになってるので、当時の私の本当にやりたかったことが全て詰まってます」