©︎IMAGO/Laci Perenyi

 ドイツサッカーリーグ機構は木曜、2022/23シーズンのフェアプレー賞として、負傷したカメラマンを助けた1.FCウニオン・ベルリンを選出した。今季第4節にてFCシャルケ04を相手に6−1で勝利したこの試合、2−1とリードを奪ったその直後に問題の場面は起こった。

 その時にカメラマンが手すりから滑り落ち、スタジアムの溝へと落下。そこでラニ・ケディラ、ジョルダン・シエバチュ、そして得点を決めたばかりのシェラルド・ベッカーが、即座にゴールのセレブレーションを取りやめてチームドクターを要求。

 なお負傷したマティアス・コッホ氏は普段はフリーランスのジャーナリスト、本の著者として活動しており、この後で治療のために病院へと搬送されたが、その翌日には「肋骨2本と、頭の傷」で済んだために無事に退院。「シャルケとウニオン、ファンのサポート、選手、コーチ、同僚に感謝しています」と病院からツイートしていた。

 改めてドイツサッカーリーグ機構は今回、ファンや各キャプテン、専門家らによってもたらされる同賞の授与に際して、「ウニオン・ベルリンは今季、チャンピオンズリーグ出場権獲得という素晴らしいシーズンを過ごしたが、それだけではなく彼らはピッチ外においてもこのシーズンのウィナーとなった。」と賛辞。

 一方のウニオンは受賞に際して、「私たちの誰もが、サッカーよりも大切なことがあるということで意見を一致させている。それは例えば健康面であり、このときにシャルケも我々のファンも即座に反応して、そしてすぐに助けが受けられるように行動することができたんだ。みなさんこそが注目に値するものです」と、シャルケに向けても投稿している。

 

Fans, Mannschaftskapitäne und Experten haben abgestimmt: Der „Fair Play of the Season“-Award 2022/23 geht an @fcunion

Fair Play Moment: Als die Spieler am 4. Spieltag sehen, dass ein Fotograf in den Stadiongraben stürzt, helfen sie sofort und rufen gemeinsam nach Hilfe. pic.twitter.com/Nj4jK5MQHy

- DFL Deutsche Fußball Liga (@DFL_Official) June 22, 2023