「どうする家康」真田親子に佐藤浩市・日向亘・吉村界人！新キャスト9名発表
松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」（NHK総合夜8時〜ほか）から新キャスト9名が発表され、真田昌幸役に佐藤浩市が決定したほか、その息子・信繁を日向亘、信幸を吉村界人が演じることが明らかになった。ほか発表されたのは、西山潤、駿河太郎、福澤朗、大西利空、浜野謙太、徳重聡。日向、吉村、福澤、大西は大河ドラマ初出演となる。
戦国乱世に終止符を打ち、江戸幕府初代征夷大将軍となった徳川家康（松本潤）を、『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの脚本家・古沢良太が等身大に描く本作。発表されたのは「本能寺の変 乱世再び 新たなる強敵たち」と題した面々。
三谷幸喜脚本による大河ドラマ「真田丸」（2015〜2016）でも描かれた真田昌幸役には、昨年の「鎌倉殿の13人」（上総広常役）に続いて2年連続の大河出演となる佐藤浩市。大河ドラマへの出演は「翔ぶが如く（1990・坂本竜馬役）、「炎立つ（1993〜1994・源義家役）、「新選組！」（2004・芹沢鴨役）と合わせ5度目。キャッチコピーは「戦国乱世、最後の怪物」。太平の世に移る中、戦国乱世の遺物のような存在。小国ながらも徳川をはじめ列強を手玉に取り、生き残りを図る反骨不屈の男。「表裏比興の者（表と裏を使い分けるくせ者）」とも呼ばれ、信玄譲りの謀略を使い、家康に幾度も苦杯をなめさせる。息子たち家族を溺愛し、関ヶ原合戦に際しては、長男・信幸と敵味方に分かれる苦渋の決断をする。
昌幸の次男で、「真田丸」の主人公だった信繁役に「仮面ライダーリバイス」や「ペンディングトレイン -8時23分、明日 君と」（放送中）などの日向亘。父から不屈の精神を受け継ぎ、類まれなる知略、武力を駆使して、勇敢にも小国・真田の『義』を守り続ける。上田合戦、大坂の陣と最後まで家康の天下取りに抵抗する。
昌幸の長男・信幸に、映画『サラバ静寂』『神は見返りを求める』などの吉村界人。徳川との対立関係を解消するため、家康の家臣・本多忠勝の娘を妻にする。関ヶ原合戦にあたっては、真田家存続のため、父と反目する家康に味方するなど、真田と徳川の間で葛藤する。
徳重は織田を捨て秀吉を選んだ猛将・池田恒興に。浜野は信長の息子・信雄に。大西は信長の小姓・森乱に。福澤は織田家の重臣・丹羽長秀に。駿河は小田原を拠点に関東六国を治める北条氏政に。西山はその息子・北条氏直にふんする。
前15日には、秀吉（ムロツヨシ）の家族・腹心たちを演じる7名のキャストが発表。中村七之助（石田三成役）、深水元基（福島正則役）、高畑淳子（仲役）、山田真歩（旭役）、淵上泰史（加藤清正役）、和久井映見（寧々役）、佐藤隆太（豊臣（羽柴）秀長役）が決定した。
佐藤浩市のコメントは下記の通り。（編集部・石井百合子）
■演じる人物の印象
真田昌幸は、いわゆる「策士」言われている人で、面白いエピソードがいくつか残っています。たとえば関ケ原の合戦のとき、敵方の伝令から「城を通してほしい」と言われて、面白いからとそのまま通過させたとか。ただ、まことしやかなそういう噂が本当のことだったかどうかは、実際のところはわかりません。でも、ドラマを見る方がどういうふうに受け取るかも含めて、楽しく見せたいと思っています。皆さんが持っているイメージを膨らませるのか、逆に全く違った見せ方にするかっていうことが、僕らの仕事なので。そういった遊びができるかどうかは、もちろん脚本次第ではありますが、従来とはどこか違った真田昌幸の側面が出せたら面白いかなと。皆さんが期待しているであろう、昌幸の老獪さは、十二分に感じていただけると思います。
■2年連続の大河ドラマ出演。オファーを受けた時のお気持ちは
2年連続での出演依頼があったときは驚きました。ただ、座長の松本潤さんのことは昔から知っていますから、何かご縁があればお手伝いできたらなという思いはありました。ですから、お話がきたときは「微力ながら参じます」と、そういう気分でした。これまで僕は、三谷さんの作品では「新選組！」で芹沢鴨を、「鎌倉殿の13人」で上総広常をやっていますが、それとはまったく違った出方の中で、お客さんに楽しんでいただければと思います。
■印象に残っている古沢良太さん作品
「探偵は BAR にいる」と「ALWAYS 三丁目の夕日」は拝見しています。
